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どうやら僕の日常生活はまちがっている。
漫才師ハライチ・岩井勇気のエッセイ本2冊目。
ストイックだけどひねくれてて、クレイジーでちょっとだけメンドクサイ、たまに共感出来たり愛せたりもする不思議な芸人、岩井さんの等身大の散文。
取るに足らない平凡な日常をプロの芸人による妄想というフィルターを通すだけでエッセイという作品になるという凄さ。
ラジオで聴いてる時は別に普通に聞き流してた内容なのに、テキストにして改めて読むと違った面白さが見えてくるようで、良くできてるなーと思う。ただの読むフリートークでは終わらない。
巻末に収録されたエピソードだけ小説として書かれてるんだけど、不思議と描写やテンポが異なっていて好みが別れそうだと思った。ちなみに自分はエッセイの方が好きだ。