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マジックテープの剥がす音が嫌い。
不快な音。背筋がゾワッとする。中世ヨーロッパの拷問で耳元で三日三晩パリパリやられるというのがあったとしても不思議じゃない。
特に幼少期はやたらとマジックテープが猛威を奮っていたので大変だった。耳を塞げばマジックテープが剥がせないし。
魔法のチカラで音消ししたマジックマジックテープの登場を心待ちにしている。
しょっちゅうしゃっくりしてる。
咀嚼が下手なのか嚥下に問題があるのか横隔膜が緩んでいるのか、とにかく累計で50回死ぬ位しゃっくりをしている。
幼少期からの試行錯誤の末、鼻を摘まんで鼻息を出す「耳抜き」のような動きをする事で瞬間的に止める技を編みだした。
対処法は諸説あるんだろうけど、自分の場合このやり方で百発百中に止まるので逆にしゃっくり癖はちっとも治らない。
「私、プチプチ見ると我慢出来なくなるんですよね」という人とは距離を置く。
没頭したくなる気持ちは分かるけど、まあまあ重いトラウマか特殊な訓練を受けた経験がない限り無意識下で出来る作業ではないと思う。
「意外と地味アピール」もしくは「根暗が露呈した時の保険」に見えて、どちらにせよ警戒心は上がる。
自分だってノック式ボールペンの芯を替えたくなる衝動やビニール袋を畳みたくなる衝動はあるけど、口外した事はないし、何の足しにもならないと分かってる。
社長をさん付けで呼んでる。
役職は所詮はステータスなので一意とするには名字で呼ぶのが相応しいと思うけど、よそよそしく感じるそうで概ね不評である。
社長が社長でなくなった時に「社長と呼ばなくなる」方が失礼な気がする。それは「元社長」と呼ぶのと同義じゃないか。
部長を部長と呼ぶのも、まわりに「部長になり損ねた副部長」や「以前は部長と呼ばれていた係長」が潜んでいたらと思うと、やはり名字で呼ぶ方が無難との判断である。
爪の終わり、スリッパの始まり。
足の爪の自己主張が強すぎて陥入爪と診察される。ニッパーのような工具で手術したのがトラウマで今でも異常に深爪にしてしまう。小指にいたってはほぼ肉みたいな時さえある。
そんな状態で「タンスに小指」をしでかすとこの世の終わりなのでスリッパは欠かせなくなった。
そんな化膿しかけた指で履いてるから、やっぱりこの世の終わりみたいなニオイがしてるけどね。