衝撃の惨劇
こんにちは。
新しい人との出会いは、
新しい風を吹かせる。
喧騒の世界の中で、山と海しか見てこなかった私がなぜ今悲しい音楽を聴きながら、なぜこんなにも涙を流すのかを、誰も理解できないまま、時はひたすらに過ぎていく。
誰にでも選択肢はある。
誰を自分の偏見の渦に巻き込もうとしているわけでも、
誰を馬鹿にしようとしたわけでもない。
ただその事実は私が見えていないところで淡々と起っている。
誰かが見なければ生まれることのない事象に現実に愕然とすることしかできない。
ただそれをイメージして気分が悪くなるだけの自分を持って、今日は夏バテのせいにして彼らが仕事に出向く時間に眠りにつこうとしている。
暴行、騙し合い、欺き、怒り、悲しみ。
怖い、悲鳴、痛み、全ての人類が何かを抱え、何かを貫こうとして生きている。確かだ。
ただ単にその全てを自分が抱えてしまうからである。
全ての不幸を背負った彼、彼らを想像して、山の緑、海の青しか見ていなかった自分にまた一つまた一つと新たな感情が生まれていく。
抱え切れることのない数々の痛みに発狂しそうだった。
走った。
何もかも振り切ろうとして。
これもまた勉強だと思い、大丈夫だと言い聞かせた。
ごめんだけど自分は彼らになることはできないのだから。
理解する必要もないだろうか。
偏見は自分を守ろうとするだけの建前か、正解はない。
自分は何も悪いことをしていないかのような顔をして、
胸糞悪い世界に胸糞悪そうな顔をしているだけか?
どう思おうと苦しさから逃れるため、この思いは明日には消えるだろう。
一時的な気分に心底困惑させられている自分は滑稽だ。
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