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自己肯定感が低くても悪くない Vol.79
広まった自己肯定感
ここ数年、気づけば「自己肯定感」という言葉が社会に広まり、社員教育の渦中でも使われるようになってきた。
自己肯定感を高めることが大切だと言われるようになり、自身を褒めることで自己肯定感を高めようというような風潮になっていること自体、悪いことではないと私も思う。
でも、結果、自己肯定感の高い人が多い社会になっているかどうかはわからない。むしろ少しの出来事で傷つき、すぐに落ち込む、そんな人も増えている気がしてならない。
私自身も自己肯定感は高くない。
先日、経営者仲間と話をしていた時も「自己肯定感が低い」と全員が感じていた。
やはり、自己肯定できない環境に自らを置いている経営者だからなのか。
経営者は競合他社や業種問わず、成長企業との対比、若年経営者との対比、離職率や平均年収、年間休日、1人あたりの生産性など、開示されている情報を自ら取りにいく生き物。
比較した結果、至らない自分に矢印が向いて自己肯定感は下がっていく。
そこから過不足を埋めようと目標を再設定したり、前倒したり、自社の強みを再定義したり、言語化していく。
そう、「自己肯定感」って、誰かや何かと比較して苦しみ、差分(ギャップ)を受け入れ、もがいて踏ん張った結果として高まるものだと思う。
経営者は誰からも褒められない生き物だし、自己肯定感は無理やり高めるものでもないと思っている。
自己肯定感が低いと思っている人達に伝えたいこと
何の問題もない。
自己肯定感が低いと思っている自分がいるならば、そう思っている自分を先ずは深く受け入れる作業から挑戦してみて欲しい。
なぜ、なぜ、なぜ、、、、そう、深堀りしていく。
そんな中、矢印が他人に向いている(●●●のせいで自分は自己肯定感が低くなっている等)のであれば、それは自己肯定感が低いのではなく、他己責任感が高いのかもしれない。
であれば、自己肯定感云々言う前に自分にしか味わうことができない只一つの自分の人生、私自身も等しくですが、自分の影響範囲で何ができるのか、どんなことに影響できるのか、大それたことじゃなく、自分自身が幸せだなぁと思えるような瞬間は何かないのか、自分に着目して、少しずつで良いから行動を変化させてみたいですね。