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温泉の泉質、気にしますか?

一時期、自分に合った温泉(泉質)探しにハマっていた時期があります。(…いや、まだハマってるかも?)
キッカケは草津温泉で肌がボロボロになったこと。
決して草津温泉の泉質が悪い、と言っているわけではありません。泉質によって効果が異なるため、人によって合う合わないや、入り方を変えるなどの対処が必要だということです。

さて、温泉の泉質は、大きく10種類に分類されています。ただし、2014年7月の改訂前は異なる分け方だったため、現在でも旧表記で表示されているケースもあります。
以下に現在の分類(泉質)と効能を記載します。

①単純温泉
 自律神経不安定症、不眠症、うつ
②塩化物泉
 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ、皮膚乾燥症
 (萎縮性胃炎、便秘)
③炭酸水素塩泉
 きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症
 (胃十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、糖尿病、痛風)
④硫酸塩泉
 きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ、皮膚乾燥症
 (胆道系機能障害、高コレステロール血症、便秘)
⑤二酸化炭素塩泉
 きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症
 (胃腸機能改善)
⑥含鉄泉
 (鉄欠乏性貧血)
⑦硫黄泉 ⚠️
 アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症 【硫化水素型は上記に加え、末梢循環障害】
⑧酸性泉 ⚠️
アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常[糖尿病]、表皮化膿症
⑨放射能泉
高尿酸血症[痛風]、関節リウマチ、強直性脊椎炎など
⑩含よう素泉
 (高コレステロール血症)
※(   )内は飲用時の効能


⚠️注意
なお、一般的禁忌症として、高熱がある時(病気の活動期)や出血時は入浴を避けるよう掲示されています。
他に、活動性の結核、進行した悪性腫瘍、高度の貧血など身体衰弱が著しい場合、動くと息苦しさを感じるような重い病気などが指定されています(ここまでくると温泉に入ろうと思わないとは思いますが…)。

また、⑦硫黄泉と⑧酸性泉については、高齢者および皮膚や粘膜の過敏な人の入浴を推奨していません。

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