自立を願う
先日、幸せになる勇気を読み、アドラー心理学について改めて学んだ。
最近、知人と喧嘩をすることがあり、その人に対して怒ってしまったり、しばらくの間、距離をとってしまったことがあった。
アドラー心理学では、怒ること、罰を与えること、褒めることを否定している。
本の中でも、鉄人が教師に対して、「あなたは生徒が自分と同じ立場になること(自立すこと)を恐れている」と伝える場面がある。
そこがすごく胸につきささった。
自分も同じことをしていたんだな。同じ心境だなと感じたからだ。
知人が、自分と同じ立場になることを恐れていた。
そうなってしまうのは、知人にとって良くないことだと思い込んでいた。
けれど、本当に僕が願っていたのは、知人が自立すること、知人の自立に貢献することだったはず。
反対に、アドラー心理学では、相手を敬うこと、感謝すること、自立に貢献することを肯定している。
知人が自分と対等になったり、自分を超えることは、僕の願っていることのはずだ。
知人が今よりももっと成長することを願っているのだから。
だから、もう怒ることや、罰を与えることや、褒めることをなるべくしないようにしたい。
したとしても、反省するようにしたい。
相手の自立を願えるような人になる先に、自分なりの自他共楽がある。