雨の日を楽しめる人になりたい
散歩に出かけようとしたら雨が降っていた。
雨が降っている、ただそれだけですごくいらいらした。
最近はっきりと自覚したのだが、わたしは雨の日になると、不快感が高まることによりやる気がいつもの1/3くらいになる。
もちろん、仕事のときには支障が出ないよう気を張るが、プライベートのときにはその影響をもろに受ける。
洗濯ができない、髪が広がる、湿気でべとべとする、外に出れば靴や服が濡れる、自転車に乗れない、というように雨の日には自分の思い通りにいかないことが多すぎて、とにかくいらついてしまう。
頼むから明日の朝にはやんでてくれよ、
なんて思って、もう一度窓の外を覗いたら、さっきの雨はもうやんだようだったため、外に出た。
雨上がりの道を歩いていると、濡れた路面にいろんな色の光が反射してきれいだった。
大好きなバンドの曲を思い出して、すかさずSpotifyできく。
avengers in sci-fiのRiders In The Rainという曲。
タイトルや歌詞の内容的に雨の日の歌のようだけど、本当にそうなのか、比喩的な表現なのかはわからない。
だけど、Aメロのどこか酔っ払ってふらふらしてる感じとか、サビのメロディや歌詞からうける色鮮やかな雰囲気だとかが、雨上がりの夜道を歩いているその瞬間にぴったりな気がして。
正直いうと、この曲久しぶりにきいたのだけど、雨の憂鬱を吹き飛ばして、きれいな色を添えてくれるような、そんな曲だなーなんて、
雨のおかげで気づかされたようだった。
気づけば、いらいらもどこかに行って
雨の日にできなくなることはあるけど、雨の日だからできること、みられる景色もあるのかなって思った。
雨の夜も捨てたもんじゃない。
と、思って歩いていたら、水たまりにはまった。もうっ。