【中国ドラマ】時代劇にぶちこまれた生理シーンが印象的すぎた
中国の現代恋愛ドラマを見続けているが、よく見かけるのが、女性主人公が突然生理になる、というシーンである。
予期せぬ生理に困り果てたり、服を汚してしまったり、生理痛で顔をしかめたりしているところに、理解ある男性の主人公がタイミングよく登場し、ケアする場面をよく見かける。
「女性の体の周期を理解して、寄り添う」ことが、男性に求められていることの表れなのだろうか?……などと思って流し見していたが、つい最近、生理がらみで想像を超えるシーンに遭遇した。
【烬相思 The Inextricable Destiny 】
チャンネル内のドラマをボーっとザッピングしていたところ、例によって古装ドラマの1話で女主が突然の生理になっていた。
時代的に「ナプキンを買ってきてあげる」という演出ができないが、どうするのか?……と思って、その場面だけ注意深く見てみた。
すると、男主は従者に布や綿を用意するように命じる。(18:47分頃~)
その後は、綿花の綿を布にくるんで針と糸で生理用ナプキンを縫い始めたのである。まさかの「ナプキンをゼロから手作り」というシーンであった。
以前、『生理用品の社会史』という本を読んだことがあるが、歴史上、さまざまな文化において生理の問題は女性の中に閉じられきた。今もなお「不浄」とみなす文化圏もある。
おそらくこのドラマは緻密な時代考証のもとに作られているわけではなく、ときめき最優先型の物語である。
物語の「ときめき性」を優先した場合「こうだったらいいのにな」の理想が入り込んで、セミ・ファンタジードラマとなるのかもしれない。
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