【イスラエル文学】短編集『首相が撃たれた日に』収録のSFで酷暑のヒヤリ体験
イスラエル人のウズィ・ヴァイル著の『首相が撃たれた日に』という短編集を読んでいる。
昨年の惨劇の記憶がまだ生々しく刻まれている日本人の胸の中にもザラっとした印象を残すタイトルではないだろうか。
イスラエル大使館のリリースによれば、表題作の初版は1991年。1995年にラビン元イスラエル首相が銃撃された後、この小説が「事件を予見していたのではないか」と話題になったという。30年以上の時を経て、ヘブライ語から日本語に訳された本が河出書房新社から出版された。
『首相が撃