【読書感想文】児童向けの哲学書から考える!「育ちのいい人」って結局どんな人?
『「育ちがいい人」だけが知っていること』がベストセラーになり、続編も出版されている。
「「育ちのよさ」を演出するマナー本には需要がある」という、二匹目のドジョウ狙いの編集部の意図が強く表れているように思う。
このシリーズがここまで影響力を持ってしまうと「サンドイッチを“横食べ”したから、マナーがなってない」「白い上質なハンカチじゃないから、ダメだ」という、不要ないさかいや蔑みを引き起こしやしないか。
そもそも「育ちがよい」の文脈から個々がイメージする姿はさまざま