アジア圏のラブコメで「息子の恋愛を応援する姑」
が増加し始めた理由
かつて、アジア圏でのラブコメでは「姑」の存在は「厄介」の象徴だった。
育ちのよい男性が一般庶民に恋をしたものの、姑が大反対……という場面になじみのある方は多いかもしれない。
■なぜ「姑」はラブコメの厄介者になりやすい?
一昔前は、父と母の役割分担が明確に分かれていた。
ドラマの中でも、男性主人公の母親が家事・育児の責任を負ってきたケースが圧倒的に多い。家政婦や乳母を雇える家庭でも、母親が強い権限と深い愛をもって子の人生を「よりよいもの」にしようと務めている様子がうかがえ