
しもやけと戦う東京の冬
昨日までの明日は雪かもしれない論争はどこへやら、しっとりと冷たい雨の東京。
せっかくのお休み、来週会う人への手土産を買いたいな、古いスニーカーを新調したいな、色々と思い浮かぶことはありますが、やっぱりいいや、今日は家でのびのび過ごそう、そんな日です。
さて、今日はここ近年加速している私の冷え性の話を。
元々身体が冷えやすい体質だとは思っていたのですが、2~3年前から毎年しもやけになってしまうほどの冷え性を発揮しています。🙄
特に足先・手先の冷えがあり、時には赤くはれたり、かゆくなったり、荒れて皮がむけたり、日々の生活で身体を冷やさないように気を付けてはいるものの、ひと筋縄ではいきません。
今年は特に、手が荒れてしまい、荒れた手を人目にさらすのが恥ずかしく、悲しかったりもします。
去年の11月後半から気になりはじめ、専門医でもない知人・友人に見せまくり、「これってしもやけかなぁ、違うかなぁ?」と、聞かれても困るような質問を繰り返ししていました。
ネットで調べたところ、以下の通りで、どうやら私の症状とも一致するので、「私はしもやけを発症している」という解釈に落ち着きましたが、アーユルヴェーダを学んでいる手前、自力で治したい!という気持ちが強く、皮膚科に行ったら負け、といった勝手なルールを課していました。
しもやけとは
寒冷による刺激を、何度も繰り返し受けることで発症する皮膚障害。正式には凍瘡(とうそう)という。
低温の環境で血流が悪くなることが原因で発症し、手の指先やつま先、耳などが赤色~赤紫色に腫れる、かゆみや比較的軽い痛みなどの症状が出る。
アーユルヴェーダからみるしもやけの原因
アーユルヴェーダの生命エネルギーのひとつであるワ―タ(乾燥・循環)が悪化して、ラクタ(血液)が滞ることで発症すると考えられている。
このワ―タラクタとは、血流が悪く、栄養や水分が行き渡らず乾燥している状態で、その乾燥が血行不良をさらに促進するという悪循環になっているとのこと。
アーユルヴェーダからみるしもやけの治し方
ワ―タラクタ(ワ―タが原因の血行不良)を治すには、まずラクタショーダナ(血液浄化)が必要となる。血液浄化に効くと言われているイラムスのハーブティーや、トリファラ、梅肉エキスを摂ることなどで血液をきれいにする。
年末、実家へ帰省した際に、赤黒い足先・荒れた手先を見た母と父は異常を感じて「皮膚科へ行きなさい」とひと言。
私自身、自然治癒力を高めるために冷たいものは控えて白湯を飲んだり、オイルマッサージや半身浴、靴下を2重に履いたりと、対処はしていたのですが、どうにも改善が見られず、困っていたのですが、、勝手に課したルールに縛られていたので、自分の判断で病院には行けませんでした。
両親が言うなら行くか、と謎のプライドを捨てて、いざ皮膚科へ。
診察はものの5分。「しもやけと発疹ね、薬出しておくから」
対処療法的な診察に違和感を覚えつつ、医師の通りに処方された薬を塗ると、カサつきは抑えられ、皮膚がめくれる感じもない。そう、控えめにいっても、効き目はかなり良い。
自分で治せなくてくやしい!と思いながらも、やっぱり荒れた手足より、潤いに満ちた手足の方が良いなぁ、と皮膚科のありがたみを感じる。
来年は荒れきる前に皮膚科に行こう、と思うと共に、やはり日々の生活習慣が大切であることには変わりないので、冷え性に効く生活養生の知恵はこれからも探っていこう。
自力と他力のバランスを上手くとれるような人になるって、大切だなと思う東京の冬。