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銭湯、温泉経営者に覚悟してほしいこと

今日は令和4年6月30日です。

多くの銭湯が、夏を待てずに廃業をしています。

コロナを乗り切ったかに思えた業界も、燃料の高騰という事態に、今はここまでと決断せざる得ない状況だと理解できます。

一方で、今いくつかの施設の大型リニューアルのお手伝いもしています。

その、多くは築30年を越え、コロナがなかったとしても、施設の老築により、このままでは次の10年、20年を生き残ることはできないと判断した施設です。

閉店する店と、再生する店の違いで最も大きいのは、今後長期に渡って事業を継続する決断ができるか否かということです。

家族経営の場合は、後継者がいるか否か、企業の場合は合理的判断で、黒字化する気があるかどうかがポイントです。

この条件をクリアしなければ、投資をすることはできません。

視座を変えなければ生き残れない

継続を決意した施設には、共通点があります。それは、今までの温浴事業の経営ではなく、視座を変えて乗り切ると決意されたことです。

少し考えれば、わかることですが、今までのお客様に、今までとおなじサービスを提供しても、施設は持ち直せません。

穴の開きそうな配管を変えても、燃費の良いボイラーに入れ替えをしても、運営をする上で必要なことですが、投資したコストをペイすることはできまん。

・今までのお客様に違ったサービスを提供する。
・今までとは違うお客様にアプローチをかける。

フロアーの改装は、設備を入れ替えるより売上を上げる効果は大きいです。設備の改装は最低限に抑え、新たなサービスの提供を考える。

営業時間を変えれば、同じ地域でも新たな市場開拓になります。

入浴ではなく、温活を商品にすると、新たなニーズを得ることができます。

改革に臨む施設さんと、ミーテイングを重ねると、色々なアイデアが出てきますが、それは今まと違った視座で、施設を見ることによって生まれてくるのです。

ここで、多くの場合、できない説明が始まりますが、そのエネルギーをやる方法を考えることに使えば、何らかの解決策は出てきます。

今までと発想を変える、銭湯じゃなくてコワーキングサービスを始める、ヨガスタジオを併設する、朝の営業に切り替える・・・

後継者がいなければ、組織化できないかを考える、何なら営業委託を考えてみてもいいでしょう。

スキップ融資の返済が始まります

コロナ禍で借りた、スキップ、0金利の返済が間も無く始まります。

返済が始まると、コロナ以前の営業に返済分、温浴事業は、高騰した燃料費分をプラスした状態にする必要があります。

つまり、2019年以前と比べて絶好調といえる状態でないと困ったことになると言う事です。

新たな挑戦をするのであれば、あと数回ですが事業再構築補助金を使うチャンスもあります。

本日、第6回目の事業再構築補助金の申請が締め切られます。残すところ7回目、8回目の2回のみとなります。

お風呂を使った事業は、視座を変えれば、幾つもの可能性があります、ジリジリとした夏の暑さのなかで、今後の事業展開について、悶々とした日々を送られている方がおられれば、一緒に考えましょう。

何か、見えるかもしれません。

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