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猫のような犬、犬のような猫

白杖の白状(こくはく)

寝起きはいつも濃霧状態

 弱視の僕は、全く目が見えない訳ではない。

 現に、この文章もMacを使って書いています。

Mac・ipad・iphone いわゆるアップル三種の神器はすべて白黒反転した上で、文字を拡大して使っています。

ところが、寝起きはこの機能を使ったとしても、なかなか焦点が合わない。よくは解らないのですが、意識して目を使い毛様体筋を意識的に動かしてやる必要があるようです。

そこで、日が昇る頃あいを待って、散歩をするのが日課です。

出かける頃は、摩周湖の濃霧のような状態ですが、大抵は少しずつ目が慣れ来て、霧が晴れてきます。

小犬と猫は区別がつかない!

 濃霧の中を、白杖を頼りに歩くわけですが、早朝なのであまり車に気を配る心配も少なく、慣れた道を歩きます。

 朝は、散歩をしている人も多く、その多くが犬と一緒です。

 歩いている人が犬連れなのかどうかば余程近づかなければ認識できません。

 地面を歩く犬が小犬だと近づいても気づかないことが多いです。

リードを長く持ち、散歩をさせている場合はもっ と厄介です。全く犬は見えていないので、飼い主さんが僕の存在に気づかなと、白杖で犬を突くか、時には踏みつけそうになることもあるからです。

 ギャン!という悲鳴に、平謝りする羽目になることもあります(汗)

この逆で、飼い主さんががんで、小犬の後始末をしている場面も多くあります。

 そんな時は、飼い主さんに気づく前に小犬の存在に気づくこともあるのですが、これが犬なのか、猫なの判別に苦しむのです。

 散歩道には、季節によって野良猫どもが屯することもあるのですが、子供の頃から(目は見えていたので)猫がいると、トムとジェリーのジェリーの如くちょっかいをかける癖があり、白杖でツンツンしてしまいます。

 怪訝な顔をする(見えていないので想像ですが)飼い主の存在に後から気づき、これまた平謝りする結果となります。

 こんな散歩を1時間して、シャワーを浴びて、程よく焦点が合ったところで、このプログを書いています。

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