刺青のある方への対応を四課の刑事さんに教わった話
「入れ墨お断り」の看板を掲げていても、時折、確信犯的に入浴施設に刺青のある人が入ってくることがあります。そんな時、施設側はどのように対応するのでしょうか?施設ごとに対応は異なるかもしれませんが、私が以前運営に関わっていた施設では、必ず本人にお声がけをしていました。
統一された対応の重要性
私たちの施設では、次のように丁寧な言葉でお知らせすることがルールでした。
「申し訳ございません。当店では入れ墨やタトゥーのある方のご入浴はお断りしておりますので、ご協力をお願いいたします。」
この簡単なフレーズに至るまで、さまざまな試行錯誤がありましたが、これを使うように統一してからは、大きなトラブルが起きることはほとんどありませんでした。
大切なのは、見つけたらかならず声をかけることです。彼らもルールを知って入ってきているため、明確に伝えれば多くは早々に出ていってくれます、すぐに従うかどうかは人それぞれですけどね!
「見逃しなし」の姿勢を見せること
注意すべきは、「ここは見逃しなし」という姿勢を示すことです。対応が曖昧だと、「前回は大丈夫だったのに」といった言い訳を与えることになります。一貫性が大切で、声がけをしなかったりするとルールを守ってもらえなくなります。
声をかけるのは慣れの問題です。場数を踏めば、アルバイトの学生でもパートの女性でも違和感なく対応できるようになります。
強気すぎてトラブルになった過去
施設の1号店を立ち上げた頃、私自身は「強気」で臨んでいました。鼻息荒く、「今すぐ出て行け!とか、「ルールですので警察に通報しますよ」とか…
必要以上に威圧的に接していました。内心はビビりながらも、舐められたらおしまいだ、と思っていたのです。結果として、当然のようにトラブルが頻発しました。
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