そうだ、歯石取りに行こう!
なんとなく歯が疼く!以前治療した歯の詰めものが外れて、知覚過敏になったようだ。歯
行きつけの歯医者というものがないので、この詰めものもどこで治療したか覚えていない。
近くの歯科医を幾つかネット検索して、予約を入れて訪問、処置をしてもらった。
治療の後、歯石が随分溜まっていると言われた。普段の歯磨きだけでは取り切れない汚れが積み重なり、歯周病のリスクが高まっているとのことだった。
歯並びは良い方ではない。それならばと歯石取りを習慣にしようと決めた。歯の健康だけでなく、気分的にもすっきりするので定期的にクリーニングは気分転換にもなるだろう。歯周病や虫歯の予防にもなる。実は以前習慣化したいと思っていたのだ。
自分に合った歯科医院の選び方
2024年2月時点で、日本全国の歯科診療所は約68,000件に達している。これは、コンビニエンスストアの約58,000件を1万件も上回る数である。歯科医院の数がこれほど多いと、どこに通うべきか迷ってしまう。
選ぶ基準としては、施設の清潔さや接客対応の良さ、診療の丁寧さなどが挙げられるだろう。しかし、ネット検索や口コミだけでは本当のところは分からない。そう思いながら家の近くの歯科院をいくつか検索してみた。
今の歯科医院を選んだ決め手は、ホームページの院長の自己紹介だった。
趣味が大型バイクでのツーリングという点に親近感を覚えたが、それ以上に印象的だったのは「電気工事士」の資格を持っていることだった。「歯科医がなぜ電気工事士?」と疑問に思った?歯を削るギュイーン♪というあの音を想像するとちょっと恐ろしい。しかし、その理由を知って納得した。
診察日を見ると、週に一度往診日があるのだが、その日は高齢者や通院困難な人の自宅やホームを訪れ、歯の治療を行うと書かれていた。加えて、電気トラブルの簡単な修理などは無料で行うこともあるのだという。こうした活動を通じて地域に貢献している姿勢が素晴らしいと感じた。
診察中にこの活動について訊いてみたかったが、当然口を開け続けていたのでそのチャンスはなかった。それでも大柄で穏やかな院長の人柄に安心感を覚えた。以来、この歯科医院に通い続けている。
歯石を放置するとデメリット
歯石を放置すると、まず歯周病のリスクが高まる。歯石は細菌の塊であり、歯茎を刺激して炎症を引き起こす。これが進行すると、歯を支える骨が溶け、最悪の場合は歯が抜け落ちてしまう。
また、歯石があると口臭の原因にもなる。細菌が繁殖しやすい環境を放置することで、周囲にも不快感を与えてしまうかもしれない。さらには、歯磨きの効果が半減し、新たな虫歯の原因にもなり得る。
以前炭酸泉の実績を調べるため透析の専門医に訊いた話だが、歯周病も血管が弱くなる原因の一つだと教わったが、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、こうしたリスクを未然に防ぐことができる。
歯石取りの一般的な予算とコストパフォーマンス
歯石取りの費用は、保険適用の場合でおおよそ1,000~3,000円ほどだ。費用の幅は地域や医院の設備によるが、散髪代くらいの料金である。
この金額で歯石を取り除き、歯周病や虫歯を予防できるなら、コストパフォーマンスは非常に高い。
加えて、お口スッキリ!なのは思った以上に快適である。歯科医院での定期検診が習慣になれば、自分の健康管理にもつながる。些細な体調の変化にも気づきやすくなるというメリットもある。
小さな投資で大きなリターンを得られる歯石取りは、健康意識を高める第一歩と言えるだろう。