ロービジョンライターの僕がnote上達のために意識する三人の指南役👀
noteのダッシュボードを見ると、月間view数が1万を超えていた。名だたる noteクリエイターさんからすると、なんてことのない数字だろうが、一つの道標としていた身にとっては、ちょっと嬉しいのである。
「小さなことの積み重ねが、とんでもない場所に行き着くためのたった一つの方法」だと、あのイチローさんだって言っているじゃないか!
僕の道の歩き方
道といえば、ロービジョンの僕はまっすぐ歩くのが苦手である。うっすらとは見えているのだが、全体の景色がはっきりしないため、歩きながら自分の位置関係が判断できない。つまりは平衡感覚の問題である。
平衡感覚は、主に三半規管によってバランスを取っているので、うっすら見えていれば、意識をおろそかにしない限り、なんとかバランスは保つことはできる。それを当たり前のことのように、生活するには鍛えかた次第なのだ!
しかし、まっすぐな道というのは大抵の場合まっすぐではなく、まがっている。道なりにまっすぐであって、単に道筋が一本というこが多い。
平衡感覚を鍛えてまっすぐ歩いているつもりでも、いつの間にか道の中央を突っ切って壁にぶつかったり、道から外れてしまっていることも多い。こちらは方向感覚の問題である。
平衡感覚も、方向感覚も弱い僕は、油断をしていると側溝に落ちて、したたかに向こうスネを打ちつけるか、壁に頭をぶつけてしまう。ツゥ〜っ!と尖った痛みや、ドスン!とした鈍い痛みが脳天に到達し、涙がちょちょきれるのである。
かくして、自分の不甲斐なさを呪うのだが、拗ねていてもなんの解決にもならない。ロービジョンでもしっかりと平衡感覚を養い、どんな道でも迷わずに進む術を身につけるしかないのだ!
ライターとしての平衡感覚と方向感覚
閑話休題、
noteにおいても同じことが言える。真っすぐ歩く平衡感覚は文章を書くための基本を身につけることであり、道にそれないよう歩くためには白杖に変わる杖が必要になる。
noteの素晴らしいとことは、noteのことはnoteに訊け!とばかりに、ライティングを鍛えるべき方法やツールが揃っているところである。
noteに於ける、方位計や白杖
僕が日々文章を書くために参考のにしている noteの記事を投稿をされている人がいる。彼らの投稿は文章を書く上で、僕にとっての白杖であり、方位計なので、紹介させていただきたい。
古賀雄史氏
古賀氏といえば、アドラー心理学を一躍日本に広めた「嫌われる勇気」の著者である。しかし、ライターとして必要な考え方や、姿勢を記して著書も多い。
考え方か分かりやすく書かれている。伝わる文章とは、相手(読み手)の椅子に座って書くことの重要性が書かれているが。その通り、この本の特徴は一貫して読み手目線で、書かれていることが体感できる。
さらに、「取材・執筆・推敲書く人の教科書」は「20歳の僕に受けさせたい講義」を更に深掘りし、具体的に書かれている。この本は実際に古賀氏が主催するライタースクールでのテキストとして作られたもので、書くことに対して重要な情報が惜しみなく書かれている。
そして、何よリ勉強になるのは、実際にnoteに毎日投稿されている記事なのだ。毎回ボリュームのある記事から、文章の構成、展開、多彩なレトリック、で一気に引きつけられ、読み終わりには、ぽん!と片膝を叩いてしまうような痛快な文章が気持ち良い。
僕は、毎日古賀氏の、その日の記事と、前日の記事を読み返している。読み返すことで、記憶に残っているフレーズや、言い回しが。「20歳の僕に受けさせたい講義」や「取材・執筆・推敲書く人の教科書」で書かれていたのはこういうことなんだな!と確認ができるからなのだ。
正直言って、プロのライターがなぜ無償で毎日このボリュームの文章を投稿されているのか!と、大丈夫か古賀先生!と、心配になるくらいですが、実にありがたいことである!
おかげで、具体的なライティングの技術というより、書くための心得のようなものが理解できるのである。ありがとう、古賀先生!
まよまよ氏
まよまよ先生こと、野口真代さんは現役のコピーライターであり、ライティング技術を教える人気のweb講師でもある。
主催する「ものかきキャンプ」通称モノキャンは、3ヶ月でライティングの基礎を学び、キンドル書籍の出版までを指南する人気の講座で、けっして安くはない講座料金だが、毎回キャンセル待ちが発生する。
それだけ内容が充実しており、かつ多くの卒業生が活躍されている。かくいう僕も今年の1月からの講座に申し込んだのだが、すでに満員御礼ということで、4月の開講からの参加となってしまった。
講座自体はとても楽しみなのだが、氏のnoteには、ライティグに関する基礎知識から、ストーリーの作り方、web検索されるための文章作りのこつ、収益化の方法など、豊富な情報が満載である。
正直いえば、氏が公開しているnote上の情報だけでも消化できないほどのボリュームなので、これを頼りに独学をするつもりだった。
しかし、記事を読むほどに直接学んでみたい思いが募るのだ!さすがにプロである。ライティングを行うためのマインドセットから、書くための技術まで、ライティングのためのノウハウの総合商社のような方なのだ。
紹介させていただいたお二人は、数いるnoteを利用されているプロのライターの中で、文章の基本を学ぶために絶対に見逃せない投稿をされている、しっかり学び、書くための平衡感感覚を身につけたい。
さて、ライティングという地面に立って、まっすぐ歩く技術とは別に、目的に向かって歩くために必要な技術もある。
例えば、このnoteもそうだ。noteというフィールド でなにを表現し、その先に求めものがどういったことなのか?そのためにはどうすべきなのかを決めて進んで行く必要がある。その道は1本道ではなく、曲がりくねっている。そういった時に杖となるべき指南書の役割を果たすのが次に挙げるアサヒ氏の記事である。
アサヒ氏
アサヒ氏はnoteを主戦場にされているプロのライターである。noteを使った企業広報の指導や、代筆を数多く手がけておられるようだ。そこで得たnote運用に関する知見を惜しみなく、自信のnote上で公開されている!ありがたいや!
広報の記事を請け負うには、シビアなマーケティング力が必要になる。そのための分析の方法を学ぶことができるのが大きな特徴である。
記事の書き方や、マーケティグの基本理論を投稿されている方は多いが、実戦で得た情報を、どのように捉え、実践されたがが詳細に記されているので、とてもわかりやすい。
例えば、「クリエイター紹介シリーズ」では、他のクリエイターの秀悦な記事を取り上げ、どこがどのように人に共感されているのかを事細かに分析されている。また、分析結果を自身の投稿に置き換え、共通点を比較することで、より解像度が高まるよう構成されている、これがとてもわかりやすい。
さまざまなSNSがあるが、伝えるために必要な共通うしたものと、note独自のものを比較し、noteを伸ばすための手法や考え方を余すことなく無料投稿されている。
僕自身、noteを使って文章力を高め、願わくば多くの人と繋がりたいと思っている。
noteの使い方は決して一本道ではない。note自体に様々な機能があり、運用方法も多岐にわたる。また、他のプラットホームと連携させる道もある。目的を定め、その道をどう辿るのか、直線しか見ようとしない自分にとっては、アサヒ氏の記事は杖になる。
たどり着いた道を振り返ると、きた道は一本道のように見えるかもしれない。ゴール地点から、起点を見ると直線に見えるだろう。
しかし、道を進むものにとっては、足元の道を見つめながら、寄り道したり、曲がったりしながら一歩一歩進むしか方法はない。
参考になる手引き書を見ながら、一歩一歩前に進もう。ロービジョンである僕にとっては実生活も、何かを書くこともその方法しかない。頂きに辿りつくことを信じて!
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