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【スペイン生活】バレンシアで起きた大洪水・DANA

日本ではどの程度ニュースになっているのか正確に把握できていませんが、10月29日にバレンシアで大洪水が起きました。

実際にバレンシアでどのような出来事が起きたのか、今は詳しく記事にすることは控えさせて頂こうと思います。
私自身に元気がないとか、心理的に不安定だということではありません。ただ、その渦中にいた者として、記事にするならば時間をかけてもきちんと言葉を吟味し、誰かに読んでもらって構わないと自分が記事に責任をもてたときにしたいのです。(大袈裟な、そんなに多くの人に届かないかもしれませんが。。)

そこで、今回は自分の心が強く動いた出来事について書きたいと思います。

自分の意思で行動する

甚大な被害を受けた地域へ、自家用車で向かう人々。
洪水の後に残った泥を綺麗にするため、掃除道具を持って向かい、水や衣服、食料などをどんどん運んでいきます。
行政が機能するには時間を要します。そのため、周囲の住民が自分の意思で、現地へ足を運ぶのです。一見、家族旅行に見える車も、後部座席にたくさんの掃除用具と支援の物資を乗せています。
家族で向かう人。学生。おじいちゃんやおばあちゃん世代。老若男女様々な人が向かっていきます。

少し驚いたのが、かなり若者が多いということ。「あの頃の私は、こんなに自分の意思で行動できただろうか?」と思わず考えてしまいました。恥ずかしながら、良くも悪くも協調性を重んじる日本人らしく、「みんなどうする?」なんて言ってしまいそうな自分が想像できました。

だからこそ、スペインの底力を見た気がします。
見栄や建前ではなく、自分の気持ちや意思に従って行動を起こせるって、本当に素晴らしいことです。

がんばれ!バレンシア!!

わたしのまち


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