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リモートの悩み、「社内プレイリスト」で解決だ。

「またこの曲か...」ちょっとイラッとしながら曲を飛ばす。

リモートワークは今年の2月から。
在宅で仕事をするようになってから、一日中音楽をかけている。
これが楽しい。いや訂正だ。

楽しかったよ。半年くらいまでは。

・・・

申し遅れました。
スペースシェアのプラットフォームサービス「スペースマーケット」にて、カスタマーサクセスを担当しています、山口です。

2020年、コロナ禍をきっかけに、多くの企業でリモートワークが導入されました。
スペースマーケットも、2021年12月現在、週1日のオフィス出社と、残り4日のリモートワークで業務を行っているところです。

「リモートワーク」については、さまざまなメリット・デメリットが語られています。メリットはおもに「ワーク・ライフ・バランスの実現」、デメリットはおもに「社内のコミュニケーション不足」といったところでしょうか。

今回は、リモートワーク導入をきっかけに、Spotifyで「社内プレイリスト」を作ってみたお話です。
社内コミュニケーションの活性化はもちろん、これ最高にハッピーになれるよ!


なぜ「社内プレイリスト」をつくったか

私はもともと通勤が大変苦手だったこと、また子どもが小さいことから「リモートワーク最高!ヤッフゥー!」と思ってるんですが、ひとつだけ(めちゃ個人的な)悩みをあげるとすれば、それは冒頭の通り、仕事中に聴く音楽。

最初のうちは、私以上に私を知り尽くしているレコメンド機能により、未知のすてきなアーティストたちとの出会いにキャッキャウフフな毎日だったんですが、半年も経てばどうしても刺激に飢えてきます。

あーあ、みんなどんな曲聴いてるんだろうなー(飽きた)
おすすめの1曲をSlackできいてまわりたいレベル...(飽きた)
誰かと音楽のはなししたいよー!(飽きた)


そこまできて、ふと思いつきました。

「部活、つくればええやん。」

というわけで、11月、社内で部活を立ち上げました。
その名も「#club_playlist」。名前そのまま、プレイリストをつくる部活です。

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こちらが「#club_playlist」募集要項。
ちなみに、名指しされた「檜山さん」、滑舌がいまひとつなのか、たいがいオフィスのアレクサにリクエストを無視されています。

幸い、弊社には、バンドマンやDJなど、音楽好きなメンバーが数多くいます。社内のメンバーからおもしろい音楽情報を仕入れられる上、リモート生活でも心置きなく誰かと音楽の話ができる。なんてすてきな部活じゃないですか。

そのうえ11月時点で、今年新たに弊社にジョインしたメンバー、なんと15名以上。趣味の話はおろか、顔をあわせたことのない人すらいるという状況だったため、「社内コミュニケーションを活性化する」という大義名分も一応あります。

さあどうだ、みんな曲を入れたくなってきたんじゃないですか?


180曲以上の「SPM社内プレイリスト」が完成!

満を持してスタートした「#club_playlist」ですが、さっそく30名ほどの音楽好きが参加してくれました!

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やりかたとしては、上図のような感じで、いま聴いている曲、ハマっている曲をシェアしてもらい、それをどんどんSpotifyの「SPM社内プレイリスト」に突っ込んでいきます。
最近ではちょっとしたテーマを設けて曲を「ゆるぼ」することも。

「#club_playlist」立ち上げから1週間で、プレイリストに加わった曲数は、なんと105曲!「1日かけっぱなしもどんとこい!」な大ボリュームのプレイリストが完成しました。

また、みんなでプレイリストづくりをしてみて、改めてスペースマーケット社員のふところの深さを実感することとなりました。

「これはさすがに引かれちゃうか...?」と推し曲をこわごわ投稿しても、ちゃんとおもしろがってくれるし、ときに「私も聴いてる!」というコメントににんまりすることも。

曲にまつわる個人的な思い出を聞けたり、好きな曲が一緒だ!と一気に距離が縮まっていくのも本当におもしろいです。

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わかるよfujitaさん!
「ほーん、センス良いじゃん」ってニッコニコしてるよね!

「SPMプレイリスト」は2020年末で192曲、再生時間約13時間にまで成長しました。1日どころか、ほぼ2日分の勤務時間に匹敵しますね。

一見バラバラな選曲ですが、スペースマーケット社員にとっては、愛おしいプレイリスト。よかったらぜひ聴いてみてください!


せっかくだから、わたしたちの推し曲を紹介しちゃうよ!

▼【成原さんの1曲】鬼、酒匂ミユキ「昔の女」

6月にスペースマーケットにジョインした成原さん。
「趣味は筋トレ・ベンチプレス145kg」と仰るすてきな方です。

お恥ずかしい話、アーティスト名「鬼」に成原さんのビジュアルを重ね合わせて、「どんなアンダーグラウンドな世界を…」と、聴くまでは勝手にふるえていたんですが、土下座です。本っ当にいい曲だと、声を大にして言いたい。

この曲が流れてくると、仕事中にもかかわらず目の奥が熱くなります。
酒匂さんのアンニュイな歌声がまた素晴らしい。私のように食わず嫌いせず、ぜひ聴いてみてください。


▼【伊藤さんの1曲】The Zombies「This Will Be Our Year」

アーティスト名とサイケな雰囲気のCDジャケットから「どんなアンダーグラウ(以下略)」とこれまた勝手にふるえていたんですが、聴けば聴くほど好きになる名曲。数年前のゼクシィCMにも使われていたらしいですね。納得です。

それにしても、"This Will Be Our Year" って、すごく良い言葉だと思いませんか?ちょっと落ち込んだときとか、ときどき自分に投げかけてあげたい。


▼【神宮司さんの1曲】Super Ganbari Goal Keepers「カレーうどん」

カレーうどんの中に絵具を混ぜてみる
ヌルヌルの中、指を入れて
かき混ぜる
あたたかい

って歌詞もどうかしてるなと思ったんですが、何よりこちら、神宮司さんのバンドの曲だそうです。どういうことだよ!

「僕のバンドの曲」ってさらっと投稿してたけど、Spotifyで聴けるのなんで?!教えて神宮司さん!
とかごちゃごちゃ言いながら、なんだかクセになるのでうっかり聴いちゃうんですよね。

・・・

「プレイリストづくり」というと、旧知の仲の友人や、お互いの趣味を把握している家族・恋人同士でやるものとイメージしてました。

でも、実際のところ、職場でプレイリストつくるの、めちゃくちゃ楽しい!

仕事の話しかしてこなかった同僚や、入社したばかりのメンバーと一緒にプレイリストをつくってみると、みんなの意外な一面を発見したり、思わぬタイミングで意気投合したりと、うれしい効果がありました。
「同じプレイリストを聴いてるんだなぁ」と思うと、在宅で仕事していても、なんとなくの一体感が。

オフィスで久しぶりに会う人や、初めて顔を合わせるメンバーとも、
「あ、この前のあの曲、最高ですね!」と、前より気軽に話しかけられようになりました。


「リモートワークがメインで、社内のコミュニケーション不足しているかも...」

その悩みに、「社内プレイリスト」を試してみてはいかがでしょう?


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