早稲田大学 箱根駅伝2025予想 ~区間エントリーを受けて~

いよいよ箱根駅伝が迫ってきた。
大晦日?元日?そんなものより1/2、1/3が私にとっての1年の節目だ。

さて本日12/29に例年通り各大学の区間エントリーが発表された。

今回は、私が2011年の総合優勝以来毎年応援している早稲田大学の区間エントリーについて簡単に分析し、当日の最終区間配置を予想してみる。

区間エントリーは以下のように発表された。

1区 間瀬田純平(3年/鳥栖工高・佐賀)
2区 山口 智規(3年/学法石川高・福島)
3区 瀬間 元輔(1年/東農大二高・群馬)
4区 長屋 匡起(2年/佐久長聖高・長野)
5区 工藤 慎作(2年/八千代松陰高・千葉)
6区 山﨑 一吹(2年/学法石川高・福島)
7区 藤本進次郎(3年/清風高・大阪)
8区 伊福 陽太(4年/洛南高・京都)
9区 石塚 陽士(4年/早稲田実高・東京)
10区 菅野 雄太(4年/西武文理高・埼玉)

◎補欠
伊藤 大志(4年=主将/佐久長聖高・長野)
草野 洸正(4年/県浦和高・埼玉)
和田 悠都(4年/早稲田実高・東京)
宮岡 凜太(3年/鎌倉学園高・神奈川)
山口 竣平(1年/佐久長聖高・長野)
吉倉ナヤブ直希(1年/早稲田実高・東京)

このエントリーを見た最初の感想は、「めっちゃいい感じ!」ということだ。非常に自然で順当なオーダーに見える。おそらくここまでのところ、けが人や感染症のようなアクシデントはなく、万全に近い状態だと推測される。

当日変更は、往路復路それぞれ4人まで、合わせて6人まで行える。早稲田の場合、補欠から入ってくる可能性が高いのは、伊藤、宮岡、山口竣の3人だろう。

そして失礼ながら、交代する可能性が高いのは3区の瀬間、7区の藤本の2人と考えられる。もう一人交代するとしたら1区の間瀬田だろう。

2人交代なら
3区 瀬間→伊藤
7区 藤本→山口竣

3人交代なら
1区 間瀬田→伊藤
3区 瀬間→山口竣
7区 藤本→宮岡

と予想する。
ただ3人交代の場合は1区3区は逆の可能性もある。

各区間の雑感を書きながら、この予想の根拠を述べる。

1区間瀬田は3年連続の安定感がある。1区の安定感として非常に順当な配置である。一方、今期の調子を踏まえるとハイペースの展開にはついていけないリスクもあることは事実。往路で先頭争いをしたいという監督発言や大東文化が留学生を配置してきたことも踏まえ、伊藤や山口竣といった主力、準主力級を置く可能性も否定できない。

2区山口は早稲田のエースとして是非とも区間賞争いに絡むような、日本人トップを狙う走りをしてほしい。強者ひしめく花の2区になるのは確定だが、最終学年に向けて真のエースになるべく戦ってほしい。目指せ65分台!!

3区に関しては瀬間は実力的に16番目に近い選手であり、往路重視の観点からもほぼ交代するだろう。この悔しさをバネに来年度以降実力を磨いてほしい。ここに伊藤を入れて、エース山口とキャプテン伊藤の2区3区で波に乗りたいと考えるのは自然だし、こうなった場合は非常に順当だ。1区に伊藤なら山口竣だろうしこれでも順当だ。

4区長屋は今期の駅伝でその実力をいかんなく発揮している。昨年は知れなかった悔しさをバネにこの箱根4区で活躍し、5区工藤にできる限り前でタスキをつないでほしい。来年度以降は主要区間が十分考えられる選手だけに、ここでの活躍が見たい。

5区工藤はいわずもがな。早稲田の名探偵。昨年はほろ苦い3大駅伝デビューとなったがなんのその箱根の山で堂々の走りを披露し、一躍注目選手に。ちなみに私の推し。今年は平地区間での走力も向上し、区間3位以内を狙っている。

6区は経験者なしで予想が難しかったが山崎がエントリー。正直6区を当て馬にする必要性がないので現時点で1番手が山崎ということだと思う。怪我がちだったが、本来スピードランナーであり6区適性がある選手だ。来年度以降のことも考えると、ここで好走すれば5,6区にめどが立ってくる。一般受験組の草野も準備しているので、万が一の時は草野にも期待したい。

7区藤本は全日本の出来を考えても出走は微妙な情勢だと思う。大きなストライドの走りが魅力だが、スタミナ対応がどうか。アクシデントがなければ、準主力の山口竣や上尾ハーフ好走の宮岡が入る可能性が高い。

8区は3年連続で伊福。長い距離で力を発揮するタフなランナーで、コースへの成熟度もばっちり。苦手な上り坂をいかに乗り切るか。遊行寺坂でのタイムロスがより少なくなれば、区間3位以内も狙えるのではないか。

9区は石塚。今日の部員日記に石塚の魅力が詰まっていた。これは走るだろう。言わずと知れた27分台ランナーだが、昨年度から不調にあえぎ、今年度の出雲全日本は不出走。そして復路へのエントリー。だが彼の箱根ラストランは必ずやチームの力となると確信している。

最終10区は伊福と同じく3年連続の菅野。しかも区間順位が毎年同じの一般組コンビ。アンカーとして、4年生として、優雅でありながら泥臭い走りを見せてくれると信じている。箱根の距離が得意で、クレバーな走りができるので、アンカーとして区間3位以内かつチーム目標である総合3位以内のフィニッシュテープを切ってほしい。

最後に、起こってしくはないが、変わらない可能性が高い区間にアクシデント発生の場合を検討する。
往路の2、5区であれば、伊藤が対応したい。伊藤は5区経験者であり、またキャプテンとして2区を走ることもいとわないはずだ。その場合3区に山口竣で行くだろう。4区でアクシデントがあれば、伊藤が3区、山口竣が4区か。

復路6区の場合は、草野、吉倉、和田の誰かが対応か。
8~10区は宮岡が対応し、アクシデントが複数の場合は山口竣も可能性ありというところか。

今回のエントリーメンバーは上尾ハーフでの宮岡の好走もあり、全体としての実力は近年最高と言ってもよいだろう。だからこそ期待してしまうのも仕方ない。いや、期待しかない!

ベストのメンバーが組みあがり、全員が万全で走ってくれることをただ祈るのみだ。

なお、私は1区を観戦の後5区に向かい、私の推しである「山の名探偵」にエールを送る予定だ。



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