父にシックス・センスを観せてみた時のこと
#中学生〜高校生
ぼくは映画が好きだ。
シックス・センスは大きな衝撃を受け、それ以来いろんな映画を見るようになっていった気がする。
中学生の時、父がまだシックス・センスを観ていないと言っていたので、
DVDを一緒に観ることにした。
作品としては精神科医兼心理カウンセラーの主人公が、幽霊が見えると言う男の子を治療する話で、最後の展開が非常に面白い作品だ。
というより最後が肝の作品だ。
終始、黙って一緒に観ていた。
映画は終盤のクライマックスを迎え、エンドロールに入った。
当時のぼくは、シックス・センスを初めて観て驚かない人は居ないと思っていたため、
自分で作ったわけでもないのに、しめしめと父の反応を伺っていた。
すると父は感想を述べた。
第一声はこうだった
「どういうこと?」
ぼくも答えた
「ぇ、どういうこと?」
更に父は返す。
「いや何で最後死んじゃったの?」
ぼく「なんでだろうね」
ぼくは黙ってDVDを取り出してケースに仕舞って、眠りについた。
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