企業の利益率にも関係する「睡眠」。個人管理だけでなく企業と社会で取り組む時代?
企業の文化づくりをお手伝いし、メンバーの”働く幸せ”と事業成長をサポートする「Cultive(カルティブ)」のマネージャー佐藤佳織(かおりん)とディレクター荒井萌(もえ)が、”働く幸せ”に関するノウハウからよもやま話までSpotifyで発信中!
今回のテーマは「睡眠」!
いきなりですが、みなさんは睡眠時間足りていますか?諸外国と比較しても、日本は不眠大国と呼ばれるほど「眠れていない」社会。でも最近は、企業の利益率に影響することが研究で明らかになるなど少し潮目が変わってきたようです。一緒に考えてみましょう!
従業員の「睡眠」は、会社も考えるべきテーマ?!
荒井:実は前回の放送がちゃっかり20回目だったそうです!50回までいけたらお祝いしたいですね。さてさて、今日もかおりんさんとよもやま話をしていきたいと思います!
佐藤:お願いします~!
荒井:ちょっと個人的な話から始めてしまうのですが、私はよく週末にキャンプへ出かけるんですね。先日、テントで9時間くらい寝たあとの朝、ぱっと目が覚めて、すぐに起き上がれて。「朝の散歩でも行こうかな」くらいのテンションの自分にびっくりしたことがあったんです(笑)
佐藤:ノンストップで9時間はすごい!
荒井:ということで、今日は「睡眠」をテーマにしましょう!私は他にやりたいことがあると睡眠時間を削りがちですが、かおりんさんはどうですか?
佐藤:睡眠が足りないと最近は分かりやすくパフォーマンスが低下するので(笑)、日付が変わる前には頑張って布団に入るようにしています。でも、なかなか眠れない日もありますね。
荒井:日を跨ぎたくない気持ち分かります。
佐藤:睡眠のお供として、フレグランスミストを枕にシュッとしたり、あずきのアイマスクを使ったりして、もう万全の状態で臨みますね(笑)。それでも眠れないときもありますが。
荒井:私もあります。意気込みすぎて逆に眠れないとき(笑)。私たち以外にも、きっとたくさんいらっしゃるのでは。
佐藤:みんな頑張っているんだよね。
荒井:そうですね。そんなときに「よく眠る会社が勝つ 睡眠はもう個人だけの問題ではない」というぴったりな記事を見つけました。
佐藤:いいですね!いろんな会社に見てほしい(笑)
荒井:そうそう。前提として日本人の平均睡眠時間は6.3時間と世界的にも短い調査結果があります。たしかに、栄養ドリンクを飲んで働き続けようという時代もありました。一方で記事内では、上場企業700社を対象にしたアンケート調査で、睡眠の時間と質を確保している企業ほど利益率が向上している論文が紹介されていました。
佐藤:なるほど!フレグランスミストをシャーっとかけるのも大事だけど(笑)、個人の管理に委ねずに全社的に睡眠を仕組化をしていこうとする流れが生まれつつあるんですね。
「睡眠報酬制度」で6時間眠るとポイントゲット!
荒井:慶応義塾大学の山本先生は、睡眠の時間や質に影響を与える働き方などの要因分析をしているそうです。
佐藤:在宅勤務など働き方の柔軟性や、仕事の目的・役割の明確性は睡眠にポジティブな影響を、残業・通勤時間はネガティブな影響を与えているね。となると、個人でどうにかするのは難しい部分もありそう・・・
荒井:会社から「寝てくださいね」と言われても「いやいや、眠れませんよ」ということはありそうです。ただ、睡眠に関する具体的な施策は多くはありません。そのなかでオーダーメイドウェディングを手掛けるCRAZYさんが2018年に「睡眠報酬制度」を導入して話題になりましたね!
佐藤:エアウィーヴさんとの取り組みですね!
荒井:スマホアプリで計測した睡眠の時間・質のデータが会社に届く仕組みをベースに、平均6時間以上の睡眠を週5日間確保した社員に対し、社内カフェなどで利用できるポイントを付与する制度らしいです。
佐藤:すごいね、社食のご飯を食べてさらに健康になれるし!
荒井:ちなみに結果も出ていて、2018年には5.5時間だった社員の平均睡眠時間が、2019年には6.07時間と、制度を経て平均6時間以上の睡眠を確保できるようになったそうです。
佐藤:こういう制度があると自分たちの働き方を見直すきっかけになるりそうです!
企業カルチャーと制度が矛盾していると逆効果の場合も?
佐藤:これ、おもしろいからぜひ見てみてほしいです。仮眠ミュージックビデオ「カレ~なる仮眠」。
佐藤:30分くらいの動画ですが、はじめは眠くなりそうな音楽がずっと流れていて。残り10分ぐらいに突然「りりりり!」とベルが鳴ったと思うとポップなアニメーションと同時に音楽が流れるという動画です。
荒井:一旦仮眠状態に入ってから覚醒状態に至るまでをガイドしてもらえるんですね。
佐藤:そうそう。もう眠くて仕事ができないという人は、コーヒーを飲む前にこのビデオを見るといいかもしれません(笑)
荒井:スぺサン内でもシェアしましょう!
佐藤:こういう動画が作られていることも含めて、「睡眠」はやっぱりトレンドなんだなぁと思います。
荒井:ですね。「健康経営」という言葉もあるくらいです。ただ先程も言いましたが、睡眠に関して制度化までしている会社はまだまだ少ないですね。とはいえ、慌てて会社のカルチャーと連動しない制度をつくっても、全然機能しない場合もあります。
佐藤:「あるだけ」の制度ですね。
荒井:「会社は寝てくださいと言うし制度もあるけど、そうできないから困っているんだよ・・・」みたいになってしまうと。
佐藤:使われないどころか、逆にその制度の存在が会社への不満につながる場合もありそう。ネガティブに働いてしまう制度ってたまにあるじゃないですか?本当はいい制度なはずなのに、会社の文化や風土が追いつかずに逆効果を生んでしまう制度。
荒井:あります。社員に使われないと幸せな施策にならないので、カルチャーとの連動はぜひ意識してみてほしいですね。
佐藤:まずは、今日はみなさん早く寝てください(笑)自分のためにも、会社のためにも、社会のためにも!
荒井:そうですね!今日は「睡眠が大事だよね」の回でした。では、おやすみなさい~!
佐藤:おやすみなさい~(笑)
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健康経営への関心も高まる中、睡眠も重要な議題ですね!
社員の睡眠チェックもこれから大切な要素になってくるかもしれません・・!
かおりんともえちゃんがよもやまと話しているSpotifyトーク!気になる全編はこちらからチェック!
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