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子どもたちの一歩を応援したい。「SOZOW」が目指すこれからの姿
こんにちは!小助川将(こすけがわ・まさし)です。
好奇心を解き放ち、未来をSOZOWする子ども向けの学びの生態系として、オンライン習いごと「SOZOW PARK」やフリースクール「SOZOW SCHOOL 小中等部(2023年11月正式開校)」を運営する、SOZOW株式会社の代表取締役をしています。
前編に引き続き、SOZOWについてご紹介したいと思います。
SOZOWを通して見た子どもたちや仲間たちの姿、そしてSOZOWがこれからどんなサービスを目指していくのかについて、私の言葉でお話できればと思います。
ぜひお付き合いください!
1.「SOZOW」を創り上げる仲間たち
「SOZOW」では、プログラミングの基礎を学ぶ「ゲームプログラミング」や、映像表現を学ぶ「YouTuberになろう」など、さまざまなアクティビティを用意しています。
最先端のテクノロジーを簡単に家で体験できる「VR・ARの世界」、お金や経済について考える「めざせ!お金マスター」、生活を支えるビジネス・会社を学ぶ「起業家になろう」など、学校や塾、家庭ではなかなか子どもに届けられないアクティビティがたくさん揃っているのが特徴です。
もちろんこういったアクティビティは、私1人で創り上げたものではありません。アクティビティを創る際には、その分野のプロとともに開発しています。
そして、欠かすことができないのはGo Visionsのメンバーたちです。
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最初は私ともう1人のたった2人だったメンバーも、今では30人近くに増えてきました。
多くは知り合い経由の紹介で、
「子どもたちの好奇心をサポートしたい」
「子どもたち一人ひとりの好奇心が未来を創る時代が来る」
ということに共感して集まってくれた、心強い仲間たちです。
SOZOWのアクティビティはこれまでの学校や塾などで行なっている一方的なティーチング形式とは違う形式、かつオンラインのため、何ヶ月もトライ&エラーを行い、つくってきました。
そのため、多様なメンバーの力が必要でした。教育のプロだけではありません。
いろんな視点から子どもにとって一番良い形を探れるよう、さまざまなバックグラウンドを持った人たちが集まってくれました。
新規事業の立上げが得意な人もいれば、営業経験がある人、企業の人事戦略を担当していた人、最先端のSTEAM教育実践者、エンジニア、クリエイター、研究者、AmazonやTikTokなどのグローバル企業社員など、経歴は多種多様です。
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私たちチーム全員が、共通して大事にしているのは子どもの「好奇心」に火をつけ、「想像力」「創造力」を伸ばすためにはどうすればいいか?を常に考えていること。
彼らが子どもたちと一緒にアクティビティを楽しんでいる姿を見ると、子どもが主役と考え、子どもの好奇心をサポートするのを大事にしてくれるメンバーが集まってくれたことを、改めて感じます。そして、感謝しています。
2.「SOZOW」のオンラインライブで気づく、子どもたちの姿
SOZOWのオンラインライブでは、何よりも「子どもが主役」ということを大切にしています。
好奇心を持った同じ人間として、1つのテーマについて一緒に考え、アクションする時間であり、そこでは大人が教える立場、子どもが教わる立場という役割分担はありません。
クイズや問いかけを行い、子どもたちの答えや考えを聞く機会が多いのですが、必ず伝えているのは、「正解は1つではない」ということです。
そもそもオンラインライブの中で扱うクイズや問いかけの中には、正解が1つではない・正解のないことも多いということもありますが、子どもたちが考え、出した答えの一つひとつに価値があると考えています。
子どもたちの考えに驚かされたり、新しい発見があったりということがたくさんあります。
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そしてそのような発見は、保護者の方にも感じてもらえるのではないかと思います。
SOZOWは自宅から参加するオンラインライブなので、ご兄弟や保護者の方など、家族みんなで一緒に参加していただけるのが特徴です。
リアル店舗での習いごとだと、どうしても親が見ている場所と、子どもが習っている場所が分断されていることが多いのですが、SOZOWでは自宅ですぐ近くから子どもの様子を観察することができるのです。
実際にSOZOWのオンラインライブを体験してくださった保護者の方からも、
「うちの子、こんな風に自分の考えをはっきり言うことができるんだ!」 「好きなことには目を輝かせて、新しいアイディアをどんどん思いつくんだ」
と、普段とはちょっと違う、新しい子どもの姿に気づけた、子どもってすごいな!というお声もいただいています。
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加えて「新しい学び」についても感じていただける機会になると思います。
私たち親が受けていた教育は、もう20年前・30年前のことです。
自分たちが持っている知識や経験を使って子どもたちに教えようとすると、どうしても20年・30年前の自分たちが受けてきた教育がベースになりがちです。
しかし今、そしてこれからの時代を生きていく子どもたちにとって必要な教育は、親である私たちが受けてきたものとは異なります。
SOZOWでの時間が、新しい学びとは何か、子どもたちにとって本当に必要なことは何かを感じる機会になれば幸いです。
3. これから「SOZOW」が目指す世界
SOZOWは2021年1月に正式オープンしたばかりの、まだ新しいサービスです。
今はオンラインライブ配信がメインとなっていますが、「好奇心が子どもたちの未来をつくる」というビジョンに基づいて、子どもたちの好奇心をどんどん伸ばすような取り組みにチャレンジしていきたいと思っています。
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例えばサークル活動のような「SOZOWキャンパス」では、子どもたちが自分の好奇心に基づいて、全国各地に友達ができるような機会を提供していく予定です。
「SOZOWキャンパス」はオンラインコミュニティの場で、自分がつくった作品や自分自身のアイディアを発表できます。
同じように仲間や友達の作品やアイディアを見ることもできます。
それぞれの作品にプロやSOZOWスタッフからコメントやスタンプが届くことで、子どもたちの好奇心はより刺激されます。
「SOZOWキャンパス」では3つの姿勢を大切にしていて、
– Create(クリエイト) つくろう!
– Action(アクション) 発信しよう!
– Respect(リスペクト) 『ちがい』を楽しもう!
と呼びかけています。
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Createは自分自身の「好き」や「やりたい」の気持ちを思うがままに表現すること。
Actionは自分が作ったものや興味があること、疑問を恐れずに発信すること。
そしてRespectは一人ひとりの違いを楽しみ、お互いに認め合うことを指します。
このような基本方針を持ったコミュニティの中で、自分を表現し発信する経験をすることで、子どもたちは好奇心に基づいて行動することは楽しいという実感を持つことになります。
「SOZOWキャンパス」が家庭・学校に続き、子どもたちにとっての第3の場所となり、自分らしくいられる場所、仲間たちとともに多種多様な好奇心を伸ばせる場所にしていきたいと思っています。
他にもIT技術などを使って、子どもの個性診断サービスをリリース予定です。
親が子どもの好奇心の源泉がどこにあるのか、強み弱みが何なのか、親と子の性格のギャップが分かるようなアプリも構想しています。
さらに、その子の好奇心や個性を伸ばすためのおすすめ情報の提案も行う予定です。
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子どもの「好奇心サポーター」になろうと思っても、最初は子どもの好奇心がどこに一番向くのかが分からないということもあると思います。
私自身、妻と子どもの「好奇心サポーター」になろうと決めた後、子どもたちとこれまでしたことのない様々な分野の体験に行きました。
たくさんの経験から「好奇心」が見つかることもありますし、将来にその経験がつながっていくことがあると信じているからです。
SOZOWを通して子どもの個性がわかり、親自身も「好奇心サポーター」として一歩踏み出せるお手伝いをしたいと考えています。
子どもの個性診断サービスを発表できるよう開発しておりますのでお待ちください。
4.「SOZOW」を通して、子どもたちに一歩踏み出す経験を
私が考える新しい学びとは、子どもたち一人ひとりの好奇心が原動力となり、そのエネルギーの発露を応援する環境を整えることです。
これからの時代に必要になってくるのは、正解があるものを教えることではなく、正解がないものを一緒に探求していくことでしょう。
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SOZOWを通して、子どもたちには自分自身の好奇心の源、興味があること、面白いと思えることを見つけてほしい。
そして、そこから一歩踏み出して、何かを作ったり発信したり、表現するということは、とても楽しいことなんだということを経験してほしいと思っています。
社会のため、誰かのため、そして何より自分自身のために、一歩踏み出せること。一歩踏み出すと、見える世界が変わって、めちゃくちゃ楽しいこと。
そんなワクワクする経験を常に提供していくことが目標です。
そして、大人である保護者のみなさんにも、一緒に子どもたちの「好奇心サポーター」として、一歩踏み出す体験をしてもらえたらと思います。
「SOZOW」が子どもたちにとって好奇心を解き放ち、自分の多様性が認められ、安心してのびのび想像と創造を楽しめる場所になるよう、日々運営していきます。
これからもどうぞ「SOZOW」をよろしくお願いします!
前編はこちら👇