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転職フェアに参加して、片っ端から話を聞いてみて、気づいたこと

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昨日は、マイナビ主催の転職フェアに行ってきた。
下記前回記事の続編となる。

前回と違ったのは、マイナビ主催とだけあって、企業ブース数に対して来場者数が圧倒的に多かったことである。

また、興味深かったのは、転職者に人気のブースが顕著だった。

大阪市役所、神戸市役所などの官公庁。
都市再生機構【UR都市機構】などの公益・特殊・独立行政法人
サクラクレパスや YTE(読売テレビグループ)など馴染みある企業

(※具体的名マズければ、削除します)

などなど人だかりが出来ていた。

これを見ていて思ったことは、我々は企業を選ぶ際にも、「好き」や「親密さ」を知らぬ間に重視しているということである。

逆に、聞いたこともない会社名で、どんな仕事内容なのか簡単に想像できないものは、ブースに立ち寄ろうという気が起こりにくい。
(※もちろん、公務員の安定性などもあると思います)

これは、趣味にも通ずると思う。

僕であれば、古着が好きなので、古着の情報を集めたりと自然にするが、学生の時はどうだったか考えると、そんなことは全くなかった。

つまり、今は古着との距離感がとても近いのである。

一般的に置き換えれば、対象物との接点があるものが興味につながり、その接点との距離が近ければ近いほど趣味になるのである。

このように考えると、対象物との接点を増やした方が人生の楽しみが増えそうである。浅く広くから深く狭くへ絞っていく。

ただ、実際は深く狭くから入って、浅く広くに移行していくような気もするが。

この仮説を物語るように、僕は「【林業】奈良の森林ですぐに働くか、学んでから働くか!!」というブースに立ち寄った。

なぜなら、前職が木材に関わる仕事だったので、林業には遠からず馴染みがあったからである。

ここで話してみて分かったのは、知識がある者同士で話すというのは、楽しいということである。

こういう場合、一般的には聞く側が初心者で、話す側が専門家なわけである。つまり、両者には共通の知識がないため距離がある。また、話す側が能動で、聞く側が受動に徹する。すると、話の流れが一方通行となりやすい。これが、つまらない。

ただ、僕の場合、木材の知識があったため、話す側が聞いてほしい質問が出来たり、深い部分の話まで掘り下げることができる。だから、話す側もノリが出てくる。リズムが躍動する感じがある。こうなると、面白い。

これは、発見だった。

だから、我々は勉強しないといけないのである。
レベル合わせをしないと面白くならないのである。

話を転職フェアに戻すと、どうも説明を聞いていても、何だか分からないなという感想で頭の中が一杯だった。

転職フェアは一カ所に色々な企業を集めて、企業と転職者をマッチングさせる機会をリアルで提供している。

ここでリアルと書いたのは、転職サイトなどのインターネットとの対比を意識している。

つまり、インターネットの検索では引っ掛かってこない企業とのマッチングや対面形式での情報提供が転職フェアでは可能になる。

僕が何だか分からないなという感想を抱いたのは、この対面形式での情報提供の部分である。

考えてみれば当たり前だが、対面形式とはいえ、ここで提供されるのは「この場」における企業情報であり、ブースや担当者の雰囲気である。

したがって、実際にその企業で働くこととはまた違うのである。対面形式と言えども、あくまでリアル感のない情報に過ぎない。要は、肉体性がないため、分からないのである。

言い換えると、対面形式のリアルよりも上位のリアル、つまり、ネオリアルが存在する。究極は現場で働いてみないと、真の意味では自分に合っているかどうかは分からないと言える。

今であれば転職も当たり前の時代だが、そう考えると、一つの会社で定年まで働く選択をせざるを得なかった人々は、どれほどの苦しみを味わってきたのだろうかと想像すると身の毛もよだつ。

僕はここまで半年に渡り紆余曲折考えてきて、転職という選択は自分のこの人生フェーズでは、もったいないのではないかと感じてきている。

では、どうすればいいのだろうか。

一つは、やはり自営業が自分の理想を体現するには、設計しやすい気がする。
(ここには、フランチャイズは含めていない)

僕の場合、現段階では養う家族もいないので、一人の人間が食っていけるだけの収入を確保できる小さな店を作るのがいいのかもしれない。儲けを削って、自分のありたい環境を整えるところからスタートさせる。

ここはとりあえず、失敗する前提で店を作ってしまうのもいいかもしれない。それは、店を作ったという経験から学べることが多そうだからである。

振り出しには戻ったが、いいかもしれない。

もう一つは、ネオリアルで働いてみるということである。

転職フェアには、島根県、福島県、愛知県、和歌山県など地方移住の選択肢を紹介したブースがあった。

僕は、島根県、福島県、和歌山県のブースで話を聞いたのだが、和歌山県の「しごと暮らし体験」という取り組みが気になった。

島根県や福島県に思い切って移住するのも、環境を変えるという意味では面白いと思ったのだが、和歌山県であれば、大阪からも近いので移住のハードルも低い。

そして、この取り組みでは交通費は自己負担だが、参加費無料で宿泊費も3〜5000円/日まで負担してくれる。

暇を持て余した僕にとっては、少し関心のある農業や地方の暮らしに触れる機会としては面白いのではないかと思った。

今回も色々気づきがあった。

この note に書くことで、自分の言語化能力も上がってきている実感がある。

この一年、地味に成長している気がする。

FIN

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