信頼関係
どーも🍃ブリズタイム🍃です。今日はちょこっといい意味でいえば”信頼関係”というのかな?その、”信頼関係”をちょこっと得られたかな?と思った瞬間のお話をします。
①ある男の子との出会い
パンダくんというダウン症の男の子が今回の主人公です。このパンダくんは、特定の先生を見つけたら何でもかんでもその先生でないと動きません。また、一度”これ!”と決めたものは一瞬たりとも気持ちを変えることはありません。つまり一言でいえは頑固ちゃんなのです。ダウン症児はその個性の特徴として頑固が挙げられていたので構えてはいたのですがまさかここまでの頑固だとは正直思っていませんでした。
②信頼関係を得る前
いくら頑固だと言っても、やってはいけないことに目を瞑るわけにはいけませんよね。例えば、誰かにやってもらいたいがために、わざと物を投げるとか、特定の先生じゃないがために人を叩くとかそんな事が起こった時には何でダメなのか理由を説明した上で叱るようにしていました。そして、どんな事が起こっても(泣いても、さらに攻撃的になっても)パンダくんのそばを離れず戦い続けました。
人のものをとってしまった時には気持ちを汲み取って見てもダメ、違うものと引き換えでもダメ、何してもダメな時は、少し強引ですが取り上げたり、気持ちが切り替えられない時はそのまま引きずって違う部屋に放置して真っ暗にしました。もちろん、しばらくしてからちょこっと様子を見たり、タイマーでなったら必ず部屋から出すなど、パンダくんにだけ向き合って見放さない・逃げないことを私の心に誓って取り組みました。また何か一つでも、大袈裟でも、できたらその時点で褒めちぎることも大切にするようにしました。
③信頼を得た後
最近になってパンダくんの態度がちょっとずつ変わってきました。「特定の先生がいい」となった時に、「今日は〇〇先生しかいない」と言って手を引くと、泣かずに諦めたかのように出てくるのです。
また、目があっただけで、声かけをしなくても連絡帳と水筒を出すようになったのです。他の子のおもちゃを取ってしまった時、じっとパンダくんを見つめると、返すようになったのです。「この先生はいくら抵抗しても引かないな〜」「この先生に抵抗しても無駄だな〜逃げないな〜」と思われてるかもしれませんが、それと同時に「この先生は僕のことちゃんと見てるな〜」って思ってくれていたらいいなと思います。もちろん、まだまだな部分もあるので、もっと信頼関係を確実にするために、私は懲りずに戦い続けます笑
④信頼関係を得るポイント
・頑固になったときはその背景を知る
・その子の特性を理解する、逃げない
・見放さない、諦めない
・叱るときには叱る
・褒める時には褒める
・叱るにしても褒めるにしてもその瞬間に声かける
パンダくんに限らず、他の子達でもそれぞれの特性に合わせて支援できたら良いなと思います。先生はいくら嫌われても良いよ、でもそれと引き換えに真っ直ぐな道を歩んでね…とそんな思いでこれからも頑張ります。
ではまた次回のブログでお会いしましょう♡