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残暑 白ごはんの甘味

朝4時に目覚めた。
これ以上の寝直しは出来ない気がして
そのまま起きて、カーテンを開けた。

夜空に星がふたつ 光っている。
夜明け前と思えない生暖かい空気感だった。

米を洗い、
昨夜 鍋につけておいた
昆布出汁の中に しじみを入れる。
弱火にかけておく。

切り干し大根も、猛暑のせいか
濃い茶色になっていたので
にんじん、油揚げと一緒に煮た。

ざるにあげていた米を
炊飯器にセットする。

あじの開きを焼く。

ご飯以外の調理を終えて
少し前から買おうか迷っていたものを、自分のために買おうと
やっと心が決まったので、
購入するにあたり
気になっていることを調べるのに熱中して ある程度なっとくした頃には
外は明るく
テレビ体操の6時25分も過ぎて

せっかく早起きしていたのに
体操をしなくて
残念な気がしたけど
週の中休みと言うことにした。

しじみは夏が旬だ と何かで読み
今夏の朝は よく作った。

今朝も長ネギを
厚めの小口切りにして
しじみの汁を飲みつつ
長ネギをざくざくと噛みながら
食べるのがおいしいな、と思う。

でも、白ご飯の甘味は
どこに行ったんだろう。
昨日から 白米をよく噛んで甘くなる
あれを感じたくて、トライしている。

数十年 
仕事に忙しかった間
良く噛むどころか
食べる時間を惜しんでいたから

瑞々しかったはずの味蕾は
育たず退化したのだろうか?
他の味は わかるのに。

白ごはんの味は繊細だから
とりあえず しばらく 
よく噛んでみようと思う。

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