公務員志望者にオススメのバイト
それは、コールセンターである。
ただし、私はコールセンターのバイトをしたことがないので、こういう仕事内容なんだろうなあというイメージで語っている点と、就職面接で有利かどうかは全くわからないので(多分どんなバイトしてたかなんて関係ないと思う)、それは前置きしておく。
電話が苦手な若者が増えている
若者の大半が電話に対して苦手意識を持っているという。
若者世代ではないが、私としても概ね同意の記事である。
10年以上働いても、電話って苦手だし嫌いだ。
飲食店の予約する時など、電話しか問い合わせ方法が無い時は、面倒臭いなあと思うし、それが理由で他の店に決めることすらある。ここでいう苦手意識とは少し異なるが、ナビダイヤルかつ混み合っていて全然繋がらない時なんて、心底げんなりする。(ANAのことです)
しかし、市役所は電話社会である
部署によるが、特に市民対応部署の電話はかなり多い。何か通知を一斉発送した翌日など、酷い時には電話を置いたら即また電話が鳴るくらい多い。しかも、かかってくる内容はクレームも多々。
「お客様からのクレームは、ありがたい貴重なご意見です」←(笑)
研修で外部講師にこんなこと言われたら張り倒してしまいそうになる。市にかかってくる殆どのクレームは、何の価値のないものばかりなのだ。
秋田県のクマ駆除に対して、抗議の電話が殺到したことは記憶に新しい。
クマによる人身被害が増えている中、人命最優先のため、やむをえず駆除を行う度に、県庁に抗議の電話が殺到し、業務困難に陥っているという。
知事の立場から、こう明言してくれるのは心強い。
しかし経験上、ガチャンは悪手である。
相手はすぐに、更にヒートアップした状態で電話を掛け直してきて、その電話をとった同僚に迷惑がかかるだけなのである。着信拒否ができない以上、どうにか自分のターンで上手く収めるしかない。ただ、それは殆ど不可能な無理ゲーなのである。(中には神レベルで対応の上手な職員もいる。プロゲーマーの超絶テクに近いものがあり、私には到底真似できなかった。ただそれでも、時間は確実に奪われる)
コールセンターがオススメな理由
スマホこそ多用していても、その電話機能をほぼ使ってこなかった学生が、市役所に入って急にこんな電話社会に組み込まれるのは、かなり酷である。しかも固定電話だ。今は固定電話がない家庭が殆どである。保留や転送など、ボタンが沢山あるよくわからない機械が、一人一台の勢いで机に置かれていて、鳴り止まない。怖くて仕方ないだろう。
そこでコールセンターのバイトをオススメする。
初めから電話対応に慣れていると言うのは、大きなアドバンテージになるだろう。まだ慣れない社会人生活を送る上で、得意分野があると言うのは気持ちの余裕に繋がる。
特に、受信(インバウンドと言うらしい)が良いと思う。
理不尽なクレーム対応もあるらしい。良い練習になるではないか。公務員を目指す前に、一度このバイトで電話対応を体験してみたら良い。そして、もし体験した上で、電話対応が無理、クレーム対応が無理、どうしても精神的に耐えられないと言うのであれば、絶対に公務員を目指すのはやめた方がいい。これは、辞めた奴のくせに無駄に意識の高い上から目線の話をしているのではなくて、辛い思いをする公務員を減らしたい一心である。いざ公務員になってから、思ってたんと違う…;;とならないように。逆に、辛いけどバイト仲間と支え合いながらなら頑張れるとか、今は苦手でも電話対応に慣れるように頑張りたい気持ちが強いなら、あなたの目標を応援する。
周りに重宝されるバイト3選
まあ公務員になったら、嫌でも電話社会に組み込まれるのだから、学生時代くらい好きなバイトしたら良いのではと思う。
弁護士と医師を友達に持つと何かと便利と言うが、それのバイトver.を考えた。
1.スタバのバイト
おすすめのカスタムとか、何度聞いても忘れるカフェラテとカプチーノとマキアートの違いとか聞けるから
2.家事代行のバイト
自宅の家事を手伝ってもらえるから(もちろん、時給は払う)
3.引越しバイト
引越しする時、手伝ってもらえるから(もちろん、時給は払う)
2と3は、よほど近しい関係でないと重宝されないので、実質スタバのバイト一択かもしれない。私なら、横の席になった後輩がスタバに詳しかったら嬉しい。お互い、仕事とカスタムを教え合う、円滑な人間関係が築けると思う。