![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153523364/rectangle_large_type_2_1d0c6275265f24fb8c113a11e378b42a.jpg?width=1200)
必要とされたい、
タイトルに書いた内容について、先日カウンセリングで少し話をした。
色んな役割を引き受けて、なんとか自分を保っているけれど、「バイト」にはいくらでも代わりがいる。
私よりよっぽど適任の人もいて、自分を引いてしまう。
きっとこれは仕事を始めたって同じで、私はどこまでいっても取り替え可能な部品のように思ってしまう。
そういう話をしていたら、「これまでも何度か同じ話をしてくれているよね」と伝えてくれた。
そして「何が満たされると良いんだろうね」みたいな問いかけをもらったときに、言葉より先に涙が溢れてきて、自分でも戸惑った。
きっと本当は分かっているのだ。
どこでどれだけバイトをしても、仕事を始めたとしても、虚無感から逃れられない理由。
誰か1人でも、自分を代替不可能な存在として認めてほしい。
そんな我儘な、子供みたいな幼い気持ちがあることを分かっている。
それを仕事に求めてはダメだ。
仕事は誰かが抜けても、突然体調不良になっても回っていくシステムになっていないといけないから。
それが健全な在り方だから。
私はその気持ちを、仕事以外で何とかしないといけない。
きっと多くの人は、友人や恋人、家族の中でそう言った気持ちを満たしたり誤魔化せたりするのだと思う。
人付き合いが苦手で、親密になるのが怖い私は、必ず一定の距離を保ってしまう。それもかなり遠い距離を保つ。
そして経験のせいか元の性質か分からないけれど、誰かを好きになる気持ちが微塵も理解できないので、どうしようもない。
きっと、ずっとひとりで生きていく。
リアルでは誰にも伝えないと決めたこと。だからカウンセリングでも言えなくて、その日は保留にさせてもらった。
話すことで、自分でも認めることになるのが怖かったのもあると思う。
私が大好きなアーティストは「誰かの人生の登場人物になりたい」と言っていた。
存在していることを、認めて欲しい。
それは、我儘な願いなのだろうか。