子は子の人生を生きている
この春から中学生になった息子。
頑張って中学受験に取り組み志望校に合格。毎日重いリュックを背負って自転車で通学している。
入学して半年。
さほどレベルの高くない学校だが彼にとってはギリギリ合格した感もあり、進みの早い私立中学、追いつくのにやっとでノート提出やら毎週テストやら、運動苦手なのに運動部に入部したりと余裕のない生活。
そして、気になる友達関係。
小学校でも1人くらいしか友達ができなかったので、すぐにはできないだろうと思っていたが案の定。
嫌われているわけではないと思うので見守るしかない。
そんなことはわかっている。
しかし、母としては心配なのだ。
クラスは少人数。男子校。
面倒みがよいのが少人数教育の最大のメリット、と思ってきたが、馴染めなかったら非常に酷。
加えて男子校。彼にとって特段問題ではないと思っていたが、どうやら彼を理解してくれるのは小学校では女子が多かったようで、男子校になって前より居心地が悪い様子。
少人数ゆえか母たちのLINEグループができあがったが、楽しそうにやってるお子さんたちの情報を目にするたびに、ここにうちの息子は含まれてない…わかってはいるけど落ち込む。
なんてことを考えてしまう。
しかし、最近こんな言葉を聞いた。
子どもの人生は子どものもの。
私には関係のないこと。
一見冷たく突き放すように聞こえるけど、考えてみたらこの言葉のとおりだな、と急に腑に落ちた。
テスト勉強にしても、提出物の進み具合にしても、私が詳細に知ることはできないし、知ったところで私がやるわけではない。友達がいないのだって私が友達を作ってあげることなんてできないのだ。
彼の将来を思って口だししたくなってしまうのはオヤゴコロ?
違う。
実は私が周りの目を気にしているだけ。
勉強ができないのは親がみてあげてないと言われるんじゃないかとか、友達がいないなんて何か問題があるんじゃないか、親がおかしいんじゃないか。などなど、勝手に想像して落ち込んでいるだけ。
子どもは子どもなりに考えてるし、時にはそれがよくない結果になってしまうこともあるだろうけど、それも経験。失敗を繰り返すこともたくさんある。
回り道して正解に辿り着くことも、辿り着かないこともあるだろう。
でもそんな人生を送るのは子ども自身。親だし心配ではあるけれど、そう思うかどうかは私の気持ちであって、彼には関係のないこと。
そう、私の人生は私のものなのだ。
周りの目を気にして落ち込むのが嫌なら、気にしなければいい。
そう考えたら、だんだんと息子の周りのことが気にならなくなってきた。
(落ち込んでもすぐ切り替えられるようになってきた!)
そうしていかないと、私も笑顔でいられない。
笑顔のほうがみんなも笑顔になってくれるから。
それがまた私を笑顔にしてくれる。