【4分で解説:変形性頸椎症】PTOT国家試験 脊髄損傷領域 第55回 AM-問題14 #せきそん国試
今回は第55回PT国家試験の午前:問題14を解説します。
今回は変形性頚椎症の筋力低下の問題です。疾患は違いますが脊髄損傷の知識と同じですので頑張って解いてみてください。
この問題文からポイントとなる箇所ですが、「頸部伸展時に右手の母指にしびれが出現」のところです。
下の絵を見て見ましょう👇
これはISNCSCIのKey Sensory Pointsです。リンクを貼りましたので、こちらもぜひご確認ください。
この絵を見ると、右母指のしびれがあるとすると、おそらくC6になんらかの病変、変形による狭窄によって症状が出ているんじゃないかなと推測することが出来ます。
当然感覚障害があるわけですから、運動の障害もあって然るべきかと思います。そこで次の表を確認しましょう👇
Zancolli分類
Motor Exam Guide - ISNCSCI -
では選択肢とC6髄節の支配領域の筋肉を確認していきましょう!
Zancolli分類ではグループ2のC6-7の残存運動機能は長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋と記載されています。
次はMotor Exam Guideを確認しましょう!
Motor Exam GuideでもC6のKey Muscleは長橈側手根伸筋・短橈側手根伸筋となっています。
と言うことで選択肢を見ていきましょう。
答えは 5.長橈側手根伸筋 となります
1.三角筋:C5
2.上腕三頭筋:C7(Zancolli分類はC6B3)
3.上腕二頭筋:C5
4.尺側手根屈筋:C8
YouTubeでも解説してますのでよろしければご覧ください👇
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