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【6分で解説:後索路障害】PTOT国家試験 脊髄損傷領域 第47回 PM-問題63 #せきそん国試
今回は第47回PT国家試験の午後:問題63を解説します。
今回は感覚の伝導路である後索路について問う問題です。
ではまずは伝導路の復習をしましょう👇
青が脊髄を上行する感覚の伝導路で、脊髄視床路(前と外側)・後索路
赤が脊髄を下行する運動の伝導路で、皮質脊髄路(前と外側)です。
今回は後索路が問われてますので、後索路を確認します。後索路は深部感覚と触覚(識別型)の伝導路でしたね。
では選択肢を見ていきます。
1.部位覚障害
調べてみたんですが、どういう感覚なのかが分かりません。すみません。ご存知の方、教えてください🙇♂️
*国家試験では良くわからない、見たことがない選択肢は最初から省いても良いと思います。知らない選択肢のことをいくら考えてもわからないので、そういう選択肢は捨てましょう!
2.位置覚障害
位置覚障害は深部感覚のひとつで後索路の障害で生じます
3.温痛覚解離
温痛覚解離については以前のnoteでも解説してますのでよろしければそちらをご覧ください。簡単に言うと温痛覚が障害されているが深部感覚(後索路)などは残存している、感覚が解離している状態のことを言います。こちらの動画でも解説してます👇
4.振動覚障害
振動覚障害は深部感覚のひとつで後索路の障害で生じます
5.Babinski徴候
Babinski徴候は錐体路徴候のひとつです。錐体路徴候とは錐体路(皮質脊髄路)が障害された際に生じる症状のことで、下の表をご覧ください👇有名な症状を載せました。
Babinski徴候を認めるのは錐体路(皮質脊髄路)が障害された時なので、後索路障害では生じません。
Babinski徴候
答えは 2.位置覚障害 4.振動覚障害 でした
YouTubeでも解説してますのでよろしければご覧ください👇
そうちゃんねるはこちら👇
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