【7分で解説：画像問題】PTOT国家試験 脊髄損傷領域 第47回 PM-問題10・11 #せきそん国試
今回は第47回PT国家試験の午後：問題10・11を解説します。
まずは画像から見ていきましょう👇
右の図を見ていただくとお分かりいただけるかと思います。第１腰椎が潰れてますよね。と言うことで問題10は３．第１腰椎です。
では次は受傷3ヶ月後のMMTの結果を見ていきましょう👇
右の足関節背屈（L4）：２／足関節底屈（S1）：１／足指伸展（L5）：１となっており足関節周りの筋力低下を認めます。
問題11はこのような症例にはどのような装具が適応となるかを問われてますので、選択肢を見ていきます。
１．MSH-KAFO（KAFO with a Medial Single Hip joint）
MSH（内側単股継手）＋KAFO（Knee-Ankle-Foot Orthosis：長下肢装具）＝内側単股継手付き長下肢装具
MSH-KAFOが適応となるのは股関節周囲筋が効かないような対麻痺者の歩行訓練で使用されることがあったようですが、今は使われてないと思います。私自身も使用しているところを見たことがある程度です。なんせ継ぎ手がめちゃくちゃ高価なんですよ。確か¥300,000円程度したんじゃないかなと思いますね。
参考資料👇
２．右KAFO：長下肢装具
股関節屈曲や膝関節伸展がMMT４であるため長下肢装具は不要です。
３．右KO：膝装具
足関節周囲筋が弱いためKOを用いる意味がないですね。
４．右AFO：短下肢装具
足関節周囲筋が弱いため短下肢装具が適応となります。
５．右足底装具
靴底に挿入するインソールのことですが、適切とは言えないですね。
答えは ４．右AFO となります
YouTubeでも解説してますのでよろしければご覧ください👇
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