【7分で解説:呼吸筋】PTOT国家試験 脊髄損傷領域 第47回 PM-問題72 #せきそん国試
今回は第47回PT国家試験の午後:問題72を解説します。
今回は呼吸筋に関する問題です。頸髄損傷者では呼吸機能障害は必発ですので必ず覚えておいた方が良いですね。
まずは呼吸に関わる筋肉を復習しましょう👇
この表を覚えておけば今回の問題は即答できます。つまり腹筋群が呼気に働くということさえ知っていれば良いのです。もちろん他の筋肉の作用も覚えておくほうが良いですよ。
と言うことで
正解は 1.腹横筋 でした
せっかく呼吸の問題を取り上げましたので頸髄損傷者の呼吸機能についても復習しようと思います。
まずは健常者の肺機能分画の図です👇
では次に頸髄損傷者はどうなるか?
健常者のと重ねてみました。尺度が適切ではないのであくまでもイメージだとお考えください。
まずは健常者よりも低下するパラメータ:全肺気量(TLC)、肺活量(VC)、予備呼気量(ERV)
次は増加するパラメータ:残気量(RV)
脊髄損傷理学療法マニュアル 第3版より引用👇
これらの知識も脊髄損傷の呼吸機能障害の問題を解く際に必要な知識になりますので、ぜひ覚えておいてください。
YouTubeでも解説しましたのでぜひご覧ください👇
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