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あすPETCTの結果まちの夜におもうこと
もう結果はきまっている
そう、あれこれ考えてももう診断はとっくにでている。
わかってるし、いつものごとく『先のばし』名人のわたしの思考は
今そんなに考えなくても、診察までまだ数日あるからいま、考え込むのは
やめて楽しいことしようよ。
そう自分を甘やかして過ごしていた。
いよいよ明日。
実は先月の血液検査の結果が芳しくないらしく
急きょPETの予約が入ったのでした。
体にがんを呼び寄せるための餌をまかれて閉所の恐怖への対策は
いつものようにブランケットを顔周りに巻き付け、耳栓をする。
怖いくせに目を開けてみたい衝動と闘いながら、
顔のかゆみと闘いながらがんばった。
その結果が明日報告される。
わたしは『死』へどのように近づいているのだろう。
このまま眠りについて迎えることのない朝を迎えたいなんて思うのは
わがままなのだろうか。
本当はこわい。
転移やわるいやつ(腫瘍)が、また活発になっていると言われたら
どんな顔をして受け入れたらいいんだろう。
そんな不安を丸ごと抱きしめて『おれがついてるからだいじょうぶ!』と
眠りにつくまでよしよししてほしいけど、振り向くと彼は毛布を体に巻き付けてまるでミノムシだ。完全に体は毛布にくるまれていて、わたしの足すら
入れない。外部の侵入者を完全に拒否している。
そんな防塞に、甘えた声でお邪魔できるほど強いハートは持ち合わせていない。
おとなしくそばで、しくしく泣きながらこの日記をつづってる。
きょう、この時甘えなかったことをいつか後悔するのかな。
でも彼の反応が思ったものと違ったら余計つらくなるかも。
明日のことというより
いつものこの反応の違いで感じるもやもやに目を向けたら
たくさん考えて眠れそうな気がする。
あしたの今頃…わたしはなにをおもってるのかな。
宇多田ヒカルさんの歌の歌詞にあった気がする(笑)
おなかすいたから何か食べて寝よう。
おやすみなさい。