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「生き残れるか!?我が家のオタク系」

                          2004.11.15記録
当時テレビ番組でちょっとお気に入りだったのが日テレの『世界一受けたい授業』でした。
いろんな分野のスペシャリストが、学校ではとうてい教えてくれなさそうな楽しい内容の授業をしてくれるアレです。
 
過去の授業の中で経済評論家の森永卓郎氏が、現在の教育に関して経済学からの視点での考察を述べられていましたが、エリート学校を狙うにはお金持ちしか可能性がない…とか。
 
う~ん…我が家は希望を持つところからすでにもう外にこぼれてしまっていますね。
 
それから今の小学校の認定教科書のほとんどが内容がうすくなっていると言われていましたが、これは私も見るからに感じていたことで、確かに「絵ばっかり」ですものね!
ゆとり教育(当時)のおかげで勉強を与えられる分しかやらない子は、どんどん置いていかれてしまいます。
 
森永氏がおっしゃるには、これから先強く生きていけるのは「オタク」に育った子どもらしいです。
 
「おお!それなら、うちの長男(この時小学三年生でした)はバッチリじゃないの!」と思ってしまいました。
 
学校のお勉強は、親から見ても大丈夫かな…?と心配になるほどなのですが、自分の好きなことにはかなりの集中力で臨みます。
絵を描き出すと緻密になにやらたくさん描いているし、いきなり思い立って工作をやりだすし、好きな本のセリフやアニメのセリフはもう丸暗記でず~っと独り言のように言っているし。
(学校の勉強をそれくらい覚えてくれないか!と、親はつくづく思うのですが…)
 
学校からの帰り道、いろんな目に付いた物(私から見たらほとんどゴミ!)を拾ってきては段ボール箱に集めて、「今度、工作に使うから捨てないでね!」と言うのです。
で、たいして使用したためしがなく、ず~っととっておいてあるのですけどね。
 
いつぞやもテレビの洋画劇場で『ローマの休日』や『フィフス・エレメント』、『スターウォーズ』を最後まで一人で観ていたのです。
(くどいようだけど、その集中力を勉強に~っ!と思う私。)
きっと長男は、うまい具合に生きていけるのだろうなと感じました。

そして現在。
長男はひとり、生まれ育った故郷を離れ隣の県で働いています。
最初の一年は寮生活でしたが、それから自分で条件のいいアパートを見つけ契約し入居。
好きなものづくりの会社ではありますが、配属先は残念ながら設計業務で本人希望の工場管理ではなかったのですけど、なんだかんだ言いながらも頑張って仕事をしているようです。
 
今じゃ私もパソコン関連のことなど難しいことは全て長男におまかせです。
やはり放っておいても自分で生きていける人間に育ってくれました。
母は安心です。
 
 


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