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「残暑に寄せて…」

あっという間に9月に入ってしまいました。
日中は相変わらず日差しが強く、気温もまだまだ猛暑に近いので9月というイメージからは程遠いですね。

ただ、自然はすごいと思います。
日中の暑さもさることながら、夜になっても熱帯夜が続いていた2週間ほど前のころ。夜窓を開けてみるとなんと虫の声が聞こえて来るではありませんか。
その時はきっとコオロギらしき虫の音だったのだろうと思います。
まだこんなに暑いのに、自然界ではちゃんとその季節のいつものいとなみがなされているのですね。

1週間ほど前からはコオロギに加えて一番目立つのが鈴虫の声です。
きっと他の虫たちも鳴いているのでしょうが、あの涼やかなリーンという鈴虫の声が一番耳に届いてきます。
これは一気に秋の気配を感じる要素でしょうか。
最初に聞こえてきた時は、「まだこんなに暑いのに」と驚きにも似た感じを受けましたが、2~3日前から「おや?ちょっと夜の空気が変わった?」と感じるようになりました。

そういえば、お盆を過ぎたあたりからクマ蝉の声が聞こえていないことに気づきました。このあまりの暑さに姿を消してしまったのかな?
8月下旬からツクツクボウシの声を聞きました。

人間が天気の大荒れにあたふたしている間に、自然界の生物たちはいち早く季節の変わり目を教えてくれていたのだなと、その偉大さに敬服します。

そんな中、すごい光景を目にしました。
もちろん気温がまだ昼間36度とか37度とか平気で出ている8月中旬頃のこと。
日差しもジリジリの昼間、自動車を運転していると、左手の方で自転車を必死にこいでいる人の横を通り過ぎて唖然としました。
その人はおそらく女性だと思われますが、レインコートのようなものを頭からフードをすっぽりかぶっておられました。
それも長めのコートです。
どことなく柄を見ると、ルイ・ヴィトンっぽい感じのものだったかもしれません。
日焼け対策??
いったい何ゆえの装い??

この方が途中で熱中症になって倒れることのないよう祈りました。

季節感が一瞬狂ってしまったかに思えた私でした。

9月とはいえ、まだ暑い日々が続きそうです。
台風や天気の急変にも気を付けながら、体調も崩しやすい時期ですから皆様依然熱中症などには気を付けて暮らしていきましょう。


おかげさまで、久々にご褒美をいただきました。
何より私の上京話に対して、訪れてくださった皆様のスキのおかげです。
毎度ありがとうございます。


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