「カット、カット、カットにつぐカットでも、私の心の中では全編息づいている~映画『ハリーポッターと炎のゴブレット』~」⑧
2005.12.01記録
お休みの朝からいそいそと私一人で映画館へと行ってまいりました~。
多くて入れなかったらいやだなと思って早めに行ったら、意外と空いてて拍子抜けしたけど、ま、そんなことはどうでもいいのです。
映画の感想は、まあまあよかった、かな?
監督がまた替わって、音楽担当も替わったのかはわからないけど、雰囲気がこれまでとは違った…?ように感じたのです。
ジョン・ウィリアムズが最初に作った一番有名なテーマ曲が流れなかったから、物足りなく感じたのかな?
でも映像も物語のまとめ方もやはりうまいな、と思いました。
ん?「まとめ方」??
そう、第4巻『炎のゴブレット』は上下巻ある大作です。
全部を映像化するには、2時間半にまとめるのは無理と素人目に考えちゃうのです。
だからもうすっかりおなじみの、カットシーンがどうしてもあるのは当然覚悟しておりました。
始まりは確かに本にある通り、ヴォルデモートがワームテールと密かになにやら企む様子が描かれています。この場面は本を読んだだけでもゾオ~ッとしたものです。とにかく怖い。
でも!お決まりの、ダーズリー一家からホグワーツへ脱出するときのドタバタが今回は省かれていました!残念!!
ダドリーが双子の作ったタフィを食べて大変なことになる場面が見たかったのに…。このシーンが一番笑える、ある意味安心して楽しめるところだったのに。
それからウィーズリー家のチャーリーとビルがすごくかっこいいという風に本では書かれていたので見たかったけど、今回は全く出てきませんでした。シュン。
あとリータ・スキーターが、本ではすっごくイライラさせられる役どころで頻繁に登場したのに対し、映画ではかろうじて出てきたものの、そんなにイライラさせられませんでした。
最後ハーマイオニーに弱みを握られてしまうところもカット。
あまり話の内容で重要視されなかったのでしょうか。
クィディッチ・ワールドカップ!
これはもう、見ていてすごく興奮させられました。最初はね。
会場全体が高揚している雰囲気に、観ているこっちまで歓声を上げたくなるほどだったのに、あっという間にもう場面は試合が終わった後に切り替わってしまいました。
「え?これだけ?」って感じ。(仕方ないけど…)
それに今回再び登場するはずだった屋敷しもべ妖精のドビーやウィンキーも全く取り上げられていませんでした。だからハーマイオニーの作った“屋敷しもべ妖精を救う会”もナシ。バッジもナシ。
あ…「ずるいぞ、ポッター」バッジは出てきましたけどね…。^_^;
ルード・バグマンやゴブリンもカット。
シリウスにいたっては、暖炉の火の中に顔の幻影みたいなのが出てきただけ。声は出たけど、黒い犬の姿になって最後登場するはずだったのに…。
最後にヴォルデモートとの対決後、クラウチJrがいろいろしゃべっちゃった場面も大幅カットだし、ファッジとダンブルドアとの決別も描かれていませんでした。この後、かなり重要な話になるんですけどね。
とにかく本の方は複雑で読み応えがあったので、とりあえず本筋に不要な部分は大幅カットやむなしという感じでしたが、やはり見たかった~という場面も多数あり、帰宅後すぐ本の方で確認しちゃいました。
それでもやはり観てよかった!
楽しめました。おもしろかった!