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死ぬまでの時間を意識する
誕生日を節目として
図書館に予約を入れてから半年以上待って、やっと『一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる100年カレンダー』という本を借りられました。自分が生まれてから死ぬまでを100年として、その100年間のカレンダーをリアルに見せることで、人生の長さ(短さ)を突き付けてくる本です。
カレンダーは巻末に付いています。WEBからダウンロードしてプリントすることもできます。自分のこれまでの歩みを振り返り、残りの人生でやるべきことを見定めるために、自分が生まれた日に印をつけるところからワークが始まります。
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自分の幼少期からの思い出を付箋に書いて、その出来事があった月のカレンダーに貼っていきます。年を追いながら今の自分の年齢になるまでの印象的な出来事を書いたら、今度は未来の誕生日にマークを描き込み、その時に何をしていたいのかをイメージして書いていきます。
死を覚悟する
あと何回親に会えるのか、あと何回友人に会えるのか、平均寿命や健康寿命まであと何年あるのか、そんな具体的な数字を書き込んでいくと、これまで直視してこなかった、自分に残された時間を否応なく意識します。
過去どんなことにリソースを割いて生きてきたのか、どんなことを欲しかったのか、そしてこの先手に入れたいものは何なのか。自分の価値観を明らかにしていくと、残された時間のいつまでに何をしたいのかが分かってきます。この本は、その夢や目標に向かうステップを小分けにして、実行しましょうという逆算型の目標達成メソッドでした。
可視化して意識する
100年カレンダーは、自己分析にありがちな「小さい時に親からされて嬉しかったことは?」といった質問に答える形式よりも、ずっと鮮明に記憶が呼び起こされる方法です。自分の年齢を書き込んだカレンダーに向き合っていると、子どもの年代なら学校の行事のことが思い出されたり、大人になってからなら恋人の顔や仕事のことが、向こうから勝手に映像で浮かび上がってくるような面白い体験ができることでしょう。
退職をして好きなことをしようと既に決めている私ですが、この先も時々自分の人生を俯瞰して、生き方の方向を修正しながら進んでいくのがいいのだろうなと思いました。