【ご案内】カスミルのとしょかん
皆様こんにちは。カスミルのとしょかんへようこそおいでくださいました。
突然斯様な事を言われても、何の事やら皆目見当もつかない事でしょう。そこで本日は、こちらの「カスミルのとしょかん」を、簡単にご案内致します。本がお好きな方もお好きだった方も、勿論お好きでない方も、どうか気負わず楽しんで頂ければと思います。
それでは。
ここでは、隔週で私のおすすめの本(あるいは作品)をご紹介したり、時にはこっそり雑筆を残したりしていきます。
何故そんな事をするかって?その問いの存在こそが、この企画の意義です。
最近ツイッターのタイムラインを眺めていると、「古典不要論」だの「現代文の授業から小説をなくせ」だの、物悲しい言説が散見されます。古典作品はいらない?文学はいらない?確かにどちらも実用的であるとは言えませんよね。『源氏物語』片手にスーパーマーケットに行ったって、恐らく何の役にも立ちませんもの。
でもね、実用的じゃないからって、役に立たないからって、切り捨ててしまうのは余りに味気ないと思うのです。
でも、でもそんな事言ったって、文学って何か小難しいものなんでしょう!古典作品だって、単語や文法を覚えないと読めないじゃない!今更そんなものに触れる余裕がない!そうお思いの方も多くいらっしゃると思います。
時間も労力もないですよね。毎日毎日暮らすのに精一杯で。最低限生存に必要な事をこなしていると気付けば日は暮れていて、ああ、また明日が来る、また一日が始まってしまう、この遣る瀬無さ。そりゃあ面白い小説、面白い古典作品、読めれば楽しいんでしょうが、何せそんな余裕も気力もない。
でもね、大丈夫、私が噛み砕いてご紹介致します。多少の主観は入りますが、それでもよろしければ。それで少しでも作品に興味を持って下されば、そんなに嬉しい事はございません。
そして是非、──これは私のささやかな願いなのですが──是非原典もご覧になって!創られたものと邂逅するのです。そして、その邂逅を通して、自分自身と出会い直すのです。
創られたものとの邂逅、自分との出会い直し。
どうか、こちらにいらっしゃる間だけは、忙しない日常の事は少しだけ頭の隅に追いやって、ごゆっくりお楽しみくださいね。
長いことお読み下さり、ありがとうございます。おまけに芥川載せておきますね。では次回、お楽しみに。
「生きてるって素敵でしょ?」
そうだと嬉しいけれど。
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