そうか、相当腹を立てていたんだな
大学の夏休みも終わりに近づいている。
前期の恐ろしく目まぐるしい日々の痛手はまだまだ癒えていないというのに。
ところで来年度から今やっている授業と全く違う授業を担当することに。
これは嬉しいことではあるが、またイチから作り直しになるので、大変ではある。
そんな手放す授業の一つに、ある美術系授業があった。
それが、前期の途中から、いきなり文句を言われ・・・。
課題が難しすぎるというのだ。
では、たとえばこのような課題を出してくださいと言ってくれればいいのに、そのような具体的な指示はなく、ただ、難しすぎる、何か違うことをというのである。
では、どのような課題があるか指示してくださいと頼んだ。
その後、もらったのは、課題例ではなく、本のコピーだった。いやいや、もう授業進行中だし、それを課題に落とし込む時間ないから。
と思ったが、なんとか対処した。
結果、自分が予定していなかったことをやる羽目にもなり、大変な思いをした。
単に振り回されて終わった。
「他人の授業に口出しする」
という大学では禁忌だと思うのだが、それがまかり通る。
しかも、その口出ししている人は、どうも言ってきた本人ではなく、別の人らしい。
モヤモヤする。
直接言ってほしいし、具体的に言ってほしい。
できないなら、あなたがやれよ、と。
言ってくる意味がわからないし、多分黒幕だという人と、私はほとんど接触がない。
言われる覚えがない。
その人は、私の授業を見にきたこともないし、課題は私が預かっているのだから、見たこともないはずで、難しすぎるとかなんとかいうのは、おそらくシラバスを見て?ということなのだろうか。
いずれにせよ、大変不快な思いもしたし、大変だったし、振り回されたのだった。
結局その授業は別の先生に担当してもらうよう、なんとかこぎつけた。
そして私は、このことにずいぶん腹を立てていたんだなってことに、今更気づいたのだった。