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【イラストレーターのお仕事】具体的にどんな仕事をしているの?【職業:絵描き】

こんばんは。蒼透です。

そういえば、イラストレーターを名乗っているのに具体的にどんなことを仕事としているのかをお伝えしていなかった気がするので、この機会にお話したいと思います!
また、近年では、イラストレーターは女子小学生に人気の職業でもあるそうなので、このページを読んでくださる方の中に小学生の方がいらっしゃるかは分かりませんが、もしかしたらそういうお子さんを持つ親御さんが見る・・という可能性はありえるので、そういう方のためにもお役に立てるよう、お話したいと思います。

ちなみに、女子小学生に人気~というのは以下を参考にしました。
3年連続で「漫画家・イラストレーター」が1位となりました。

では、具体的に、6章構成で以下の項目をお伝えします。

①ざっくり、イラストレーターってどんなお仕事?
②どんなソフトを使って、どんな絵を描いているの?
③実際にお給料はどれくらい?
④楽しいこと・ツラいこと、どんな感じ?
⑤これからイラストレーターになりたい人は何をすればいい?
⑥さいごに

①ざっくり、イラストレーターってどんなお仕事?

イラストレーターとは、言葉の通り、絵を描いてそれを対価にしてお給料をいただくお仕事です。
実は、イラストレーターと言っても範囲が多岐にわたります。
多くの方がイメージするのは、ゲームキャラクターイラスト、Vtuberイラスト、キャラクターグッズのイラストだと思います。ですが、これ以外にも、たとえば商品の説明書のさし絵、商品タイトルのロゴデザイン、写真をイラスト化すること、実在の人物の似顔絵、既存のイラストを加工することもイラストレーターのお仕事です。

また、現在僕が所属している会社はゲーム会社ですので、ただイラストを描くのみでなく、3D用に三面図(正面、横、背面)を描くことや、3Dデザインの作成、動画の作成、エフェクト(雷や炎、水など)の作成、撮影効果(グラデーション、レンズフレア、パーティキュラ―、色彩調整など、絵の見栄えを上げる手法)、ゲーム用に映像データをコンパイルする作業・・それらもイラストレーターとしてのお仕事です。(イラストレーター以外、呼び名はデザイナー、グラフィッカーとも呼ばれますが、ここでは大義としてイラストレーターという呼称を使います)

また、イラストレーターは絵を描くお仕事ですが、好き勝手に描いて良いわけではありません。クライアント会社(お客様)から、「こういう絵を描いて!」と指示されて、それをうちの会社が「これくらいの納期でこういう内容のものを描いてほしい」と、イラストレーター(僕のような社員)に依頼して、そこから作業が発生します。
通常、<ラフ考案>→<ラフ>→<清書>という順に作業を進めます。その過程で、繰り返し上司にチェックをいただいて、問題がなければ次のステップに進みます。

②どんなソフトを使って、どんな絵を描いているの?

これまで10社以上、ゲーム会社、デザイン会社を渡ってきた自分自身の経験でお話します。
1位・・・Adobe Photoshop
2位・・・Adobe Illustrator
3位・・・Adobe After Effects
4位・・・CLIP STUDIO
※使用している時間でランクを付けております。
また、過去に、SAI、FLASH、Director、EDGEなどのドット絵制作ツールなども使っていましたが、現在は使用しておりません。

絵に関しては、人間キャラクター(老若男女)、動物キャラクター、ロボット、背景(風景や建物など)、アイテム・アイコン、UI、ロゴなどを描きます。場合によっては3Dで作成するのですが、そのアイデア用に2Dベースで考案を行うこともあります。

③実際にお給料はどれくらい?

これは、企業によってピンキリですが、250万~600万円の間では無いかと考えられます。
零細企業であれば250万円のようなところもあります。
任天堂、スクエニ、カプコン、コーエイといった名だたるメーカーであれば600万円やそれ以上行く可能性もあります。実際に自分はそのレベルに達したことが無いので、あくまで人から聞いた話ベースです。
ですので、入った会社と実力に応じて給料が全く異なりますので、イラストレーターになれば必ず600万円もらえる、とかそういう話ではありません。
一般的に、就職・転職時に各企業のリクルートページを見れば給料は明示されているので、それをしっかりご確認ください。

④楽しいこと・ツラいこと、どんな感じ?

<楽しいこと>
・業務中に絵が描ける!
・絵を描くのが仕事なので、ネットで絵の資料を探したり、Youtubeで絵に関係する動画を見るのもOK!
・職場の人もイラスト・アニメ、マンガ、オタク趣味に理解がある(バカにするような人はいない!)
・絵の技術が必ず上達する!
・普段自発的に描かないような絵を描く機会に恵まれるので、絵に対する理解が深まる!
・他に絵描きさんがいるから切磋琢磨したり、知らないことを学ぶチャンスがある!

<ツラいこと>
・自分の絵がボツやリテイクを何度も繰り返されると、だんだん凹んでしまう。自分自身が否定された気持ちになってくる。
・長時間、パソコンに向かって作業するので、目や肩とか痛くなってくる。
・「絵を描く事」が好きでない場合は、ただただ苦痛の時間。
・「仕事」なので、「自分の好き」を押し通すのではなく「顧客が求めているもの」を描く必要がある。
・自分が作成したものが急に廃案になったり、他の人の絵に置き換わっている場合がある。
・仕事の時間内に描いたものは、著作は会社にある。(勝手に一社員がネットに上げたり、別の媒体に転用するのは厳禁!)
・面白い話を仕事中に聞いても、守秘義務があるので絶対に知人やSNSにそのことを書いてはいけない!(ヘタしたらクビ、裁判沙汰!)

⑤これからイラストレーターになりたい人は何をすればいい?

基本的に、前向きに創作活動をして、健康に過ごすことですが、要件としては以下のものが上げられると思います。

<イラストレーターになるためには>
・ひと目見て「上手い!」と思われる絵を描けるようになること
 (デッサン、色遣いがある程度整っている)
・美少女、イケメンばかりでなく、幅広く絵を描けること
・イラストばかりでなく、3Dや動画を作れること
・マンガ、アニメ、映画、ドラマ・・などなど、色々な
 コンテンツを知って、それの応用ができること
 (サイバーパンクなバイクを描いて!と言われたとき、
 ○○と○○のデザインを掛け合わせたら良いのができるかも!と
 瞬時に思えるような引き出しが多い人が理想的)
・人に教えてもらうのを待つのではなく、自発的に検索したり
 書籍を買うなどして、学んで会得してそれをキャンバス上で
 再現できること。ただし、調べてどうしても分からない場合は
 素直に聞ける気持ちを持つこと
・イラストばかりに時間を割かずに(もちろんそれも大切な時間!)、
 一般教養、常識、モラルを兼ね備えていること

アニメやマンガが好きなだけでは生きていけないところもありますが、ただ、僕の場合はあんまり絵の勉強とかせず、ひたすらアニメやマンガが好きでここまで来た・・っていうのもあったりしますw
ただ、安易な「好き」ではなく、マニアックなレベルで「好き」という気持ちは必要だと思います。

⑥さいごに

ここまで書いておいて、最後にちゃぶ台返し・どんでん返しするようなことを書いてしまいますが、僕が初めてイラストレーターとして就職したのは2007年です。転職活動を最後に行ったのは2017年ぐらいで、その後は今の会社にずっと所属しています。
つまり、何が言いたいかと言うと、ゲーム会社、デザイン会社、イラストの世界って日進月歩で進んでいるので、この情報も陳腐化する可能性があります。(よく、会社員として仕事するなんてもう古い!みたいな意見も近頃は見受けられますし)

なので、ここでお伝えした情報も大切ですが、それと同時に、新しい働き方、新しいイラストレーターの道を常に模索し続けることも大切だと思います!実際、会社員イラストレーターとして以外に、フリーランス、同人作家、絵描き系Youtuber、絵描き系Vtuberなどの方も最近はいらっしゃいますし。
僕が今、こうしてNoteを書いているのも、ひとつの新しい道を模索しているからです。今は無料で書いていますが、有料記事ももっと書いてみたい・・とあわよくば考えています。他にも、副業でSkeb、ココナラ、FANBOXなども行っておりますし。


というわけで、これを読まれた方は、
「会社員イラストレーターってこんな感じなんだ~」
「それと同時に、副業も色々やってるんだ~」

ということを知っていただけたらと思います!
令和のイラストレーターを目指して是非頑張ってください!
僕も、生きてる限りはずっと絵を描き続けます!!




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蒼透@イラストレーター
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