
進路を考える高校生に送った言葉➊
noteを動かそうと思った一番のきっかけ
転職にあたって会社のPCにある膨大なパーソナルファイルを整理していたら、母校に勤める友人から、高校1年生に卒業生講演会をするんだけど、何か話してくれないかといわれて、必死に作った原稿が出てきた。
その時はいろいろ思うことがあったのか結構な熱量でマテリアルを用意したようで、今読んでみたら、なかなか芯を食ったことを書いているなと思い、かねてから動かそうか迷っていたnoteにあげてみようと思い立ちました
こちら、長くなるので、4回にわたってあげようと思います。
学生への講演では個人情報もつまびらかに話してしまったので、その辺はぼかしつつ。
#自分が納得できる生き方をしていくには
みなさん、こんにちは。Southといいます。
高校1年生のみなさんからしたら、卒業生講演といっても、美容師さんとか、青年海外協力隊で働いている方だとか、お医者様だとか、みなさんがあこがれるようなキャリアの方の話を聞きたかったんじゃないかと思うのです。私は一般的な外資系企業に勤める一会社員なので、その職業に就くまでの紆余曲折であるとか、夢をかなえる方法、みたいなお話を聞いても面白くないかと思うので、私はその日、その月、その1年をどう「納得できる生き方にしたらいいのか」というお話をちょっとしようかな、と思います。
納得できる生き方?
将来の進路を考え始めなきゃいけない高1のみなさんは、じゃあ学部、とか職業を考えなくちゃ、と思うかもしれません。でも学部や職業ってあくまでも手段なんです。En転職やらDudaやら転職関連のCM、たくさん見ますよね。職業一つとっても今の世の中転職しない人のほうが少ないくらいです。
加えて、女性は男性に比べてどうしても、予期せぬ・そして自分ではコントロールが難しい出来事が人生の中で起こります。いいか悪いか別として、あとでお話ししますが私の経験上もそうですし、周りを見ていてもそれは避けられないのかなと思います。結婚・出産・子育て・パートナーの移動や転勤・家族の介護などなどですね。なので、今日は長期的に見た、生き方、の話を、と思っているわけです。
といっても、「納得できる生き方」ってなんだ?と思った人もたくさんいると思います。漠然としているなーとか、それって妥協じゃないの?とか。
ここでいう「納得する生き方」っていうのは、自分がなりたいものになる、とか人生に満足するという100%パーフェクトな状態じゃなくてもよいのです。今の時点で私の生活悪くない。いろんな選択肢があったけど今の選択肢でよかった気がするな、と思える「現時点で考えられるベスト」であればいい、思っています。そして、この「現時点で」というのがポイントです。先ほども言ったように予期せぬ出来事が起こるから、その時その時に自分が選び取った選択肢がベストになるようにできればいいわけです。
先生方に比べたら私もまだまだ人生経験は浅いですが、みなさんのちょうど倍くらい生きている私が、今までを振り返ってこれが大事だったかな、というポイントを3つ、お話ししたいと思います。
次回予告
一つ目のテーマは「選択肢=選ぶ余地・余白」を残しておくこと。
余白ってなんだ、というところを私の高校2年生の時の衝撃の思い出と共にお話ししていきたいと思います。