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JOKER

あらすじ

ゴミだらけの街ゴッサムシティに暮らすアーサー。母親の介護をしながらピピエロの仕事をして細々とくらすが報われない日々に不満がたまっていく。ある日、理不尽な理由で仕事をクビになり突発的に殺人を犯してしまう。バットマンのジョーカーがジョーカーになるまでの前日譚。

おもしろいジョークを思いついたんだ・・・

この映画の一番面白いなって思うのはジョーカーがかっこいいことなんです。
ジョーカーってかっこよくないですか?
でも普通に考えたらかっこいいわけない。
特に「JOKER」のジョーカーって他の「バットマン」シリーズとは違って悪のカリスマとかそういうのは違うタイプで、「ホンマにダメな人」っていう部類に入る人やから。
でもこの映画のスタイルというか、画面っていうかなんかこうアート系の映画っぽくて。黄色をアクセントに入れてる色味とかがすごくおしゃれ。
それもあってだんだん狂人化してくるジョーカーがかっこよく見えてくる。あの服とか曲が流れて踊りながら階段下りてくるシーンとかがめちゃくちゃかっこよくて。
それは何でかって当たり前で、
だって超一流の俳優に超一流の映画スタッフが作ってる映画やからかっこええのは当たり前。
そこに一瞬の夢を見させてくれるんです。
普段ダサいし、能力もないし、まともに仕事してないし、給料とかもないしみたいな。そういう生活してんねんけどなんかジョーカー見てるときはジョーカーにシンクロしてきて、あぁこういう風になれるかもしれん。
こういう風にかっこよくなれるかもしれんっていう一瞬の夢を見させてくれるところやと思うねんな。
自分みたいなんがジョーカーみたいになれるわけないのに。
そこになにか夢を託したいって気持ちになってジョーカーを応援したくなる。
アイドルに夢を託してるみたいな気持ちに近いかもしれん。
同類みたいな気持ちになってるけど、ほんまは全然違うところに生活してんのに。

どこが妄想で、どこが現実かっていうようなことは映画分析する人が多分めちゃくちゃ論じてると思うねんけど。
最後の方のシーンで言ってたみたいに、
もしもこの映画がすべて「ジョーク」なんやとしたら。
ただこういうのが現実やったらおもろいなって妄想してるだけなんやとしたら、めっちゃ府に落ちるけどw


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