【お料理】 シンプルトマトパスタ (調理時間:15分)
・ソースの具材はトマトのみ。夏をたのしむパスタ。
・引き算の美学でレシピをすっきりと。
よく熟れたトマトがお店にたくさん並んでいると、それだけで食欲が湧いてくるような気がします。
トマトは旨味のかたまりのようなお野菜なので、それだけを使ったスパゲッティを作ります。
もちろん、これにベーコンやエビなどを入れても美味しいと思います。
つまりこのレシピが色々なトマトパスタに変化していく可能性があるということなのです。
「料理は足し算」と言いますが、「レシピは引き算」で考えてもよいのでは、というのが私の理想です。
「あれを入れなきゃだめなのかな」とか「これが足りない」と思ってしまうだけで、なんだか自分が手抜きをしてしまっているような感じになってしまっては、作る人の心がしょんぼりしてしまうかもしれません。
ちゃんと美味しい食材を使って、あとは調味料をちょいちょいと足してシンプルに仕上げる。レシピからまず引き算して、核となる素材をまずは丁寧に扱うことだけを大切にしてみると、それがさらに色んなお料理に繋がってくるはずです。
以下に材料を載せますが、必要なものは「トマト・麺・塩・油」です。これだけでも、トマトが美味しければきっと美味しくなりますので、肩の力を抜いてこのレシピからも引き算して作ってみてくださいね。
☆材料はこちら
・スパゲッティの麺
・トマト
・油
・塩
・にんにく
・ローリエ
・薄口醤油
・みりん
・白胡椒
トマト缶を使ってもよいと思いますが、フレッシュな完熟トマトを炒めながら崩していった方が、より旨味が強く出て美味しいと私は思います。
まずはトマトを湯むきして、小さく切っておきます。
にんにくを使う場合は、それもこのタイミングでスライスしておきましょう。
ここまで出来たら、たっぷりのお湯に塩を入れて麺を茹でます。
フライパンに油をたっぷり敷いて、にんにくの香りを移していきます。
油が温まってきたら、切ったトマトを入れ、炒めていきます。
トマトに火が入ってくると次第にほぐれて、水分が出てきます。そうしたら、ローリエを入れます。
トマトがさらにとろっとなってきますので、そのタイミングでみりんとお醤油を入れます。だいたい、大さじ1ずつを目安に調整してください。
ここから中火から強火の間で水分を少し飛ばしつつ炒めたら、ローリエを取り出し、塩を入れます。ひとつまみずつ入れて、味見をしてください。
しっかり味がついたと感じたら、軽く胡椒を振ります。
このくらいのタイミングで、麺が茹で上がると思いますので、フライパンに投入して、ソースと絡めます。
全体にソースが絡んだら、出来上がりです。
そのままでも十分美味しいので、あとはお好みで粉チーズをかけたり、パセリや青紫蘇を乗せても美味しいと思います。
このレシピでお伝えしたかったことは、「引き算の美学」です。
お腹は減ってるけど、なんかすっきりしたものが食べたいというときに、このパスタは本当におすすめです。
ここから自分の好みの味をアレンジして、色々と作ってみてくださいね。