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私の中の「母性」

インテリアのスタイリングをする時はいつも、
自分の中でテーマを決めてからモノ選びをしています。

今回のテーマは「母性」でした。

なぜ母性にしたかと言うと、
もう3週間学校へ行けてない
息子の事をたくさん考えていたから。

1年生の時に発達障害と診断され、
普通のクラスではやっていけず
不登校になった息子。

家で暴れたり発狂したり、
一時は本当にどうなることかと
目の前が真っ暗になったほどでした。

そこから様々な支援を受けて、
特別クラスへ行くようになり、
息子に笑顔が戻って楽しく行けるようになったのですが…

最近、再び休みがちになって
今は全く行けなくなってしまいました。

しばらく好調だったはずなのに…
お友達もたくさんいるはずなのに〜と
頭を悩ませて説得したり、
なんとか連れていこうとしたり、
毎日毎日試行錯誤を繰り返したのですが
結果は散々。

私も息子も精神の限界というところまできた時
息子がくれた手紙。

「迷惑をかけてごめんなさい。どうか嫌いにならないでください。ママ大好き」
そう書いてありました。

息子の抱えてた苦しみが一気に傾れ込んで、
こんなに苦しい思いをさせていた事に気づいてあげられなかった自分を心から恥じました。

もうやめよう。
この子を全部受け止めよう。
信じてずっと側で見守ろう。

そう決心しました。

そこから学校の先生に
自然に通えるようになるまで学校を休むこと、
親として子供を信じて辛抱強く待つ事にしたこと、色々な事を伝えてきました。

血が繋がってるから…親子だから…
確かにそうかもしれないけれど、
子供だって1人の人間。
自分の思う通りになんて絶対出来ない。

私が母親という立場から唯一
言葉をかけられるとしたら、
「あなた信じて、ずっとそばで待っているね」
それしか言ってあげられない。

お母さんって不思議です。
ただ生きてるだけで安心する。
何も言わなくても、存在そのものが
心を落ちつかせて安らぎを与えてくれる。

そんな「母性」のような安らぎを感じる空間を
思い浮かべながら、今回のスタイリングを
してみました。

私なりの「母性」のスタイリングです。

ベットリネンは、
westyの4日間かけて作られるガーゼ素材のもの。ベットフレームはHIDA。
ブランケットはクォーターリポートです。
どれも手間をかけ作られた良いモノばかり!


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