![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/43623331/rectangle_large_type_2_e88e79ad96078839538322c2f32febd0.png?width=1200)
非エンジニアがWEBサービスを始めたいなら、最低限知っておきたい3つのポイント
こんにちは。BtoB企業のための新規事業会社、株式会社Lboseの小谷草志です。
BtoB企業の新規事業立ち上げに特化した月額制オンライン開発チーム「ATTEND biz」を運営する僕たちが、1年間に20社以上の新規事業立ち上げに携わって得たノウハウをシェアする当マガジン。
前回に引き続き「非エンジニアがWEBサービスを立ち上げたいと思ったら」をテーマにお話していきます!
WEBサービスやアプリを使った新規事業。ITに不慣れな方にとっては、字面だけで「何となく難しそう」と敬遠してしまう雰囲気があるかもしれません。実際にWEBサービスやアプリを使って新規事業を立ち上げるためには、経営者や事業責任者自身がITに強くないといけないのでしょうか?
今回は、僕たちの「ATTEND biz」を使って開発を進める場合に、そんなITに不慣れな方に知っておいて欲しい3つのポイントを紹介します。
ATTEND bizを利用する場合、「経営者や事業責任者自身がITに強くないといけないのか?」
答えは、NOです。
ポイントその① 「誰のために何をするか」を明確に。
僕たちが新しいクライアントとプロジェクトを始めるとき、最初のヒアリングで必ず伺う質問があります。それは以下の4点。
what:何がしたいのか?
why:どんな想いや背景があってそれをやりたいのか?
who:今orこれまではなにをしてきたのか?
when:どんなスケジュール感やフェーズを踏んで事業を立ち上げるのか?
あまりIT感がない質問ですね。「アプリやサイトの仕様は?」など、いきなり専門的なことは聞きません。
最初の質問の「何がしたいのか?」は、「誰のために何がしたいのか?」まで想定できていると、さらに良いです。
例えば、あなたが産直野菜を使ったEC事業を始めたいとしたら、そのサービスは「廃棄ロスに悩む生産者の販売促進に協力したい」のか、それとも「新鮮な野菜を購入しづらい首都圏在住の子育て世代をサポートしたい」のか。
完璧でなくても良いので、事業の土台にある思想や世界観が見えていることが重要です。なぜなら、誰の力になりたいかによって、サービスの機能やエンドユーザー、デザインも大きく変わるなど、その後の開発に影響するからです。
逆にいえば、“サービスの命”ともいえるこの質問を掘り下げ、明確にすることができさえすれば、それを実現するのが僕たちATTEND bizの仕事。開発言語やWEBマーケティングといったITの専門知識は、なくてもまったく問題ありません。
ポイントその② ざっくりの予算感を知っておく。
WEBサービスやアプリ開発のご相談を受けるとき、最初に「予算はこれくらいで」と提示されることは少なくありません。でも「その金額じゃこの要件の開発は難しいな…」というケースももちろんあります。
予算が合わない原因としては、以下の2点がよくあるようです。
①初期の開発とその後の運用・改善と両方の費用が必要であるという認識がない場合。
②「WEBサイト」を作るときの予算感(100〜150万円くらい)をイメージしている場合。
「WEBサイト」と「WEBサービス」は開発の視点で見るとまったく異なるものです。実際は、シンプルなつくりに見えるWEBサービスであっても、最低でも300〜500万円程度の開発費がかけられていることが多いです。むしろ、世の中の多くのWebサービスやアプリは最終的には数千万や数億をかけて運営されています。
ただ、新しく作る事業にそんな費用はいきなりかけられない、ということのほうがほとんどなはず。
ここで僕らが大事にしているのは、初期のサービスやアプリをなるべく小さく作って、運用しながら育てていく開発手法です。スタートアップではリーンスタートアップと呼ばれる手法で、僕らは「段階的投資」と捉えています。
実際に触れるサービスを一番重要な課題解決に絞った機能で作ることで初期投資を抑え、実際にユーザーに手を取ってもらってより良いものに改善していく。この手法をとることで、ユーザーに必要なサービスを提供しつつも、段階的な新規事業投資をしていくことが可能になります。
ちなみにATTEND bizでは、このポイント①も②も定まっていないクライアントからの依頼もいただくことが多いです。その場合は「まずは御社の事業内容を整理したWEBサイトを作りましょう。そしてマーケティングのPDCAを回しながら○ヵ年計画で新規事業の方向性を探っていきましょう」という関わり方をさせていただくこともあります。
ポイントその③ ツールがあればチームになりやすい。
ATTEND bizのクライアントのみなさんも、ITへの知識や習熟度はさまざま。メール、パワーポイント、エクセルのみで進行しているプロジェクトもあれば、Slack、Zoom、Notion、Trelloなど情報共有やタスク管理のツールを複数使って進めているものもあります。
もちろん双方にとっての使いやすさが最優先ではありますが、SlackやChatworkといったチャットツールがあると、不思議なことに僕たちとクライアントのコミュニケーションがぐっと深くなり、チームとしての一体感が加速すると感じています。
まだメールやLINE以外のチャットツールを使ったことがないという方は、まずはFacebookの延長としてMessengerの活用からでも十分ですので、ぜひ何かしらのチャットツールを使ったコミュニケーションを試してみてください。
「機械オンチだから」と苦手意識のある方も、心配はいりません。これまでにも、社内外のチームメンバーやクライアントの、新しいツール導入のサポートを日常的に行っています。ATTEND bizがきっと何とかしますので、お気軽にご相談ください。
以上が、ATTEND bizを使ってWEBサービスを立ち上げる場合に知っておいてほしい知識でした。実はクライアント側が知っておかなきゃいけないことは少ないのです。
さらに言うと、「ITのことをわかっていないと開発は難しい」という市場自体がおかしい、とも思っています。クライアントは、自社が所属する業界のプロフェッショナル。僕たちはWEBサービス開発や新規事業立ち上げのプロフェッショナル。それぞれが高い解像度の知見を持ち寄って起こる化学反応こそ、ATTEND bizならではの面白さであり、より良いサービスを生み出すための秘訣なんじゃないかなと思います。
というわけで、「ITのことを何も知らなくても、ATTEND bizと一緒ならWEBサービスを使った新規事業立ち上げが可能!」という結論に落ち着いてしまいました。もし誰かのために「こんなことやりたいんだ!」という熱い想いをお持ちなら、ぜひ僕たちに気軽にご相談ください。一緒にその目標を実現させましょう!
BtoB企業の新規事業立ち上げに特化した
月額制オンライン開発チーム「ATTEND biz」
僕たちが運営する「ATTEND biz」というサービスは、このnoteで紹介したような、「BtoB企業の新規事業立ち上げ」の知見を蓄積しながら、開発・リリース・運用・改善という初期段階に伴走し、支援する開発チームを提供するサービスです。
弊社の「3,000名の優秀なフリーランスとのつながりを活かし、フェーズに合わせて適切な人材をアサインできる」という強みを活かし、有り難いことに2020年3月のサービス開始から1月現在でこれまで50件以上のご相談と20件以上の新規事業開発案件をいただいています。
・Webサービス・スマホアプリを立ち上げたいが、開発体制がない/リソースが不足している
・慣れないWebやアプリの開発で、相談や議論できる相手がいない
・最初から大きな開発資金の投入が難しい
こんなお悩みを抱えていらっしゃいましたら、ぜひ一度、お声かけください。
お話を伺いながら、その企業に最適なチーム編成、開発支援、その後の継続まで、しっかりと支援していきます!
-----------------
◆新規事業相談会
Webサービスやアプリでの新規事業開発にお困りの方向けに、相談会を開催しています。
相談会へのご応募はこちらのフォームからお申し込みください。
-----------------
僕たちのノウハウや気付いたことは、Twitterでも発信しています。ぜひご覧ください!
toB向け事業をされてる企業さんの新規事業立ち上げにおいて大事だなと最近感じるポイントとして、
— こたにそうし|BtoB企業のための新規事業開発チーム (@KotaniSoushi) January 15, 2021
1)ミニマム開発のバランス
2)管理画面とデータの扱い
3)既存事業もしくは既存業務フローとの付き合い
4)システムでカバーすることしないこと
5)セールスやCSとの連動性
あたりを最近特に意識してる。