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たけのこ狩りに行こうよ!電車とバスで行ける関東エリアのたけのこ農園3選

たけのこ掘りに出かけよう

春の代表的な味覚の1つと言えばたけのこです。もちろん食べても美味しいですが、自分で獲って食べる新鮮なたけのこは格別です。

しかしたけのこ掘りが体験出来る農園は関東だけでも沢山あるのでどこに行けば良いか迷ってしまうのではないでしょうか?

そこで今回は数ある農園の中で公共交通機関だけで行ける農園をピックアップしました。電車とバスだけなら疲れた帰り道をマイカーで運転せずに済みます。

また、下処理の仕方からおすすめの食べ方までご紹介しているので獲って食べるところまで楽しめます。

たけのこ掘りはいつ出来る?

関東だと4月上旬から5月の初旬にかけてがベストシーズンです。

ただし農園によって体験が出来る時期にばらつきがあるので期間が始まっているか、終了してしまったかを事前に確認しておきましょう。

たけのこ掘りで採れるたけのこの種類とは?

ほとんどのたけのこ農園で採れるのは孟宗竹(もうそうちく)という種類です。中国をルーツに持つと言われ、食べごたえがあり柔らかいのが特徴です。

ただし他にも孟宗竹よりも細長い真竹(まだけ)や破竹(はちく)などの種類があります。真竹の特徴は産毛が無いこと、破竹の特徴は皮が淡い紫色で、孟宗竹よりも産毛が少ない事が挙げられます。

農園によっては孟宗竹を始めとした複数種のたけのこが見られるところもあるのでそういった違いを見て食べて比べるのも楽しみです。(今回ご紹介する中では宇都宮市の若山農場で複数種のたけのこが見られます)

たけのこ掘りに必要なものは?

たけのこ掘り体験で重要なのが服装。竹林の中に入るので露出の多かったり動きにくかったりする服装はNG。長袖長ズボンで臨みましょう。土に触れるので汚れても良い服装をチョイスしましょう。

長靴またはシューズなどしっかりした履き物だと安心でしょう。

また掘るときに肝心な鍬ですが、ほとんどの農園で貸し出してくれるので持っていく必要は無いでしょう。ただ小さいお子様連れのファミリーは小さめのスコップがあった方がお子様もたけのこ掘りが楽しめるでしょう。

鍬を素手で持つと滑ってしまった時に危ないので軍手を持っていった方が良いでしょう。

基本的な用意はこれくらいで十分ですが、農園によってはその他にも必要な物があるかもしれないので予約時に確認しておくようにしましょう。

公共交通機関でも行ける関東のたけのこ農園3選

関東地方にはたけのこ農園がいくつも点在しています。しかしその中には車でないとアクセスが難しいところもあり、たけのこ掘りで疲れた中帰り車で運転したくないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に向けて公共交通機関でアクセス可能なたけのこ農園を3つご紹介します。

やまむろ農園(神奈川県小田原市)

やまむろ農園のたけのこ生産はなんと100年前から!長年の栽培ノウハウを蓄積させ、エグみの少ない甘くて柔らかいたけのこが自慢です。

服装は汚れても良い格好で、スニーカーか長靴を推奨しています。

また、たけのこを持ち帰る為の大きめの袋数枚と軍手を持参しておくと良いでしょう。

たけのこが埋まっている場所を発見するのは難しいですが、予めスタッフさんがたけのこのある場所に印をつけておいてくれるので、あとはスタッフさんが説明する通りにたけのこを掘れば初心者でも十分楽しめます。

アクセスは東京駅から東海道線で小田原駅まで出て、伊豆箱根鉄道大雄山線で穴部駅から徒歩2分と利便性が高いです。

また、箱根や湯河原にも近いので、観光と一緒に体験するのも良いですね。

森本農園(千葉県木更津市)

千葉県木更津市にあるたけのこ農園です。通年イベントはあるものの春のこの時期だけたけのこの収穫が体験出来ます。

ほとんどのたけのこは土の中に埋まっている為、見つけ出せたときの喜びは大きいです。

大人1人あたり3000円ですが、中学生以下のお子様はなんと無料なので嬉しいところ。

持ち物はシューズまたは長靴を履き、あとは軍手とタオルと飲み物があれば十分です。

森本農園の特徴といえば何と言っても収穫してすぐのたけのこをその場で食べられること。

生のたけのこといえばやはりエグみがつきものですが、収穫してから2〜3時間経過すると発生するものなので、獲ってすぐ調理すればエグみを感じずに食べられるのです。

森本農園では皮付きのままワイルドに焚き木の中に放り込んで焼きます。新鮮な本来の味を楽しめます。

アクセスは東京駅から総武快速線、千葉駅からから内房線で最寄りの木更津駅まで行きます。(東京駅バスターミナルから木更津駅行きのバスもあります。)

木更津駅東口から日東交通高倉アカデミア線に乗り矢那まで乗ります。(15分程度)そこから来た道を逆戻りして最初の角を曲がり突き当たりまで進むと到着します。

若山農場(栃木県宇都宮市)

若山農場のたけのこは間伐した竹を肥料として使用する土づくりにこだわった自然循環型農法で作られた美味しいたけのこが自慢で、4月中旬から5月初旬にかけてたけのこ掘りが体験出来ます。

たけのこはいくら獲っても良く、量り売り(1kgあたり1000円)にて精算するスタイルです。

道具は農場の方で揃えてくれて、軍手も販売してくれているので特に用意して行かなくても体験できるのが嬉しいところです。

加えて若山農場の竹林はその景観の美しさからドラマや映画、CMなどの撮影地としても選ばれています。そのためCM撮影された全く同じロケーションスポットを楽しめます。

その他にも夜間のライトアップや竹林の中でハンモックをかけて寝転んだり、竹を使った工作で遊んだり(弓矢や水鉄砲を作ります)とたけのこ掘り以外にも楽しめるスポットが盛りだくさんなのも魅力的です。

アクセスは東京から宇都宮線(または東北新幹線)で宇都宮駅まで出て、宇都宮駅西口から関東バス52・56・58系統のいずれかに乗り野沢寺前まで行きます。そこから更にその先を約10分進んだ先に農場があります。

掘ったたけのこの下処理の方法

掘ったたけのこは収穫してから段々とエグみが出てきてしまうので早めに下処理するようにしましょう。

必要なものは一握りの米ぬか、赤唐辛子1本、水、そしてたけのこがすっぽりと収まる大きめ鍋です。赤唐辛子はたけのこのエグみを和らげてくれるとされています。

それでは下処理の方法です。まずたけのこの根元と先端5cm程度を切り落とし、縦に3cm程度の切れ込みを入れます。こうすることで火の通りが良く皮も剥きやすくなります。

たけのこがひたひたになるくらいの水を鍋に入れて、その中にたけのこを入れます。その後、米ぬかと赤唐辛子を入れて強火で沸騰させてから1時間程度煮ます。この際、たけのこがお湯から浮き出て来ないように落とし蓋をすると良いでしょう。

竹串でたけのこの太い部分を刺してみて柔らかくなってきたら火を止めお鍋ごと冷まします。冷めるまでの間にアクを出し切る事が目的なので冷水で冷ますのはやめましょう。

あとは皮に入れた切れ目に沿って皮を向けば下処理は完了です。

おすすめのたけのこ料理3選

1.たけのこの刺し身

たけのこ本来の味を楽しみたければやはりこの食べ方。

茹でてアクを抜いたたけのこをスライスし、わさび醤油で頂きましょう。

可能ならば掘りたてのたけのこはエグみが少ないので生のままスライスして味わう事も出来ます。

2.たけのこの天ぷら

たけのこの天ぷらもサクサクコリコリの食感が楽しめる料理です。

採りたてでアクが少ないものは生のまま揚げる事も出来ますが、アク抜きして茹でたたけのこを使うのが一般的です。

たけのこの他にも山菜や鯛等の天ぷらも用意すると更に春らしさを感じられるでしょう。

3.たけのこご飯

たけのこ料理において忘れてはならないのがたけのこご飯ではないでしょうか。

本格的に作るならば醤油とみりん、そして料理酒で出汁を作り、アク抜きしたたけのこを小さくカットしたものと一緒に炊き込みます。

しかし手間を省きたければスーパー等で売られている白だしを使えば比較的簡単にたけのこご飯が作れます。

これだけでも十分美味しいですが、仕上げに木の芽を乗せれば本格的になります。

たけのこ掘りと春の味を楽しもう

どこのたけのこ農園に行こうか見当はついたでしょうか?また採りたてのたけのこに思いを馳せればたけのこをどんな料理で食べたいかイメージが湧いてくると思います。

たけのこ狩りはこれからがシーズンです。是非家族でたけのこ狩りを楽しんでください。

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