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日本の仏教の宗派割合

2023年の文化庁「宗教年鑑」によると、日本の仏教主要宗派の信者数割合は以下の通りです。

1. 浄土真宗:約48% (浄土真宗本願寺派:約32%、真宗大谷派:約16%)

2. 曹洞宗:約12%

3. 日蓮宗:約10%

4. 真言宗:約5% (真言宗智山派:約2%、真言宗豊山派:約2%)

5. 臨済宗:約5% (臨済宗妙心寺派:約3%)

6. 天台宗:約2%

浄土真宗が全体の約半分を占め、以下曹洞宗、日蓮宗と続きます。真言宗、臨済宗、天台宗はそれぞれ5%以下ですが、真言宗と臨済宗はさらに複数の派に分かれており、それぞれに信者がいます。

地域による違い

上記は全国平均の割合であり、地域によって信者数の割合は異なります。

  • 浄土真宗:西日本を中心に多く、特に北陸地方では80%を超える地域もあります。

  • 曹洞宗:全国的に分布していますが、特に東北地方に多く見られます。

  • 日蓮宗:関東地方を中心に多く見られます。

  • 真言宗・臨済宗・天台宗:全国的に分布していますが、それぞれに得意な地域があります。

宗派の人数推移

近年は、世俗化の影響もあり、各宗派の信者数は減少傾向にあります。特に、都市部では無宗教の割合が増加しています。

しかし、近年では、従来の宗派にとらわれない自由な宗教活動や、社会貢献活動などを通じて、仏教への関心が高まっている側面も見られます。

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