この人の生き様や仕事って、いろんな意味で問題がある。。。
課題図書:「悪意とこだわりの演出術」藤井健太郎(双葉社)
「水曜日のダウンタウン」や「クイズ★タレント名鑑」、「オールスター後夜祭」「クイズ・正解は1年後」のコアなファンは、図書館やカフェなど、公衆の面前で読まないことをお勧めします。絶対に笑いを誘う1冊。藤井さんの携わった番組についてのエピソードが満載です。
藤井さんが格好いいなと思うのは、「視聴率第一主義ではないこと」。クレームや苦情、謝罪コメント、はたまた昨年末のクロちゃん騒動でネットのみならず、ニュース番組で報道されるほどの事までしておいて、番組のファンに面白いモノを必ず最高のクォリティーで提供すること。芸人さんが爆笑している場所を視聴者も共有していること。
100人にウケる置きに行く番組作りではなく、1人のコアなファンに確実に届けること。そういう曲げない番組作りの指針が読み取れます。
2017年10月「クイズ★スター名鑑」として、あの日本一ゲスでクダらない、伝説のあのバラエティ番組が戻ってきたもの4ヶ月で打ち切りとなった。同時間帯に、テレ朝が「日曜もアメトー―ク」の枠を対抗して設けたが、結局は週一回の放送に戻した。
今後、藤井健太郎は、どんな伝説を残してくれるのでしょうか? そして、はたまたどんな置き土産(謝罪・お詫び)を置いていってくれるのか、もしくは、どんな冥土の土産(番組終了・打ち切り)を持って行くのではないか。これからの藤井健太郎を追う意味でも、必須な一冊です。
【以下、かなり重要なネタバレですのであしからず。】
彼(藤井健太郎)が一番したい企画は、
「タレント名鑑(スター名鑑)」をベースにした
「あいつ、した?してない?クイズ」内の、
「この芸能人、死んだ?生きてる?」編
だそうです。地上派でも、BS・CS、AbemaTVでも絶対無理な企画。でも、観てはみたい気がする。