朝から行こうと思わないけど、行きたい理由があれば学校へ行く。
最近ぴぃは早起きをして、パパとアニメを見ている。
呪術廻戦の映画が見にいきたいから、今配信されているところまでを見といて欲しいとパパにお願いしたところ、朝しか時間がないから一緒に早起きしてくれたら見てあげるという条件を提示されたからだった。
パパにしてみれば、早起きの習慣を取り戻してほしいというぬぐされない思いからの条件だったように思う。
長続きは難しいだろうと思う私は、朝の声がけだけはするにしても、その条件付きのやりとりに関与しないでおこうと思った。
起きる時は起きれることを知っているから。
最初のうちは声がけだけでスッと起きてきたが、5日目ぐらいになると声かけだけでは起きない。
引きずってでも起こしてねと言って寝るから、起きれない日はパパに廊下に引きずり出されてやっと起きてきた。
今朝、いつも通りの時間に声をかけると「今日は寝ていたいから、起こさないで。」としっかり言った。
昨日の夜、今日の学校のスケジュールを確認してから寝たぴぃ。
学校のことを考えたら不安で起きれないのかもしれないと思って、そっとしておくことにした。
10時ごろ起きてきたぴぃ。
目の前の朝食にいっさい手をつけずにボーッとしたまま「学校へ行きたい」と言った。
私「OK、わかったよ。んじゃ朝ごはん食べちゃいな。」
ぴぃ「今食べたら給食を食べれなくなるからいらない。」
私「食べれるやつだけでもいいよ。目が覚めるし力になるから。トマトだけでも。」
トマトが大好きなぴぃのために、トマトだけは毎朝用意しておく。
ミニトマトをポンと口に入れて立ち上がる。
すぐに洋服を準備して、私も部屋着から着替え、ぴぃを学校に送り届けたらお茶でもしに行こうと準備する。
学校へ向かって歩いていると、学校に行きたいと思った理由を話してくれた。
ぴぃ「昨日Dちゃんが席替えがあるって言ってたから、どうなるか知りたかいの。もし隣がDちゃんじゃなかったら心配。でもEちゃんだったらいいな〜。」
不安と楽しみの中間ぐらいの表情で「行ってくるね」と言って教室に向かっていった。
5年生の頃は教室まで送り届けた後はいつも廊下で待機していた。
6年生になってからは、ぴぃを信じて待機することはやめた。
ぴぃを信じるということは、私が待機しないということも含め、いろんなことを踏まえて学校へ行く行かないを決めればいいと思っているから。
もちろんいて欲しいと言われればいる体制はできている。
それを選択するのも決めるのもぴぃでなければ意味がないし、それが今のぴぃにはできると信じている。
駅前のスタバへ行ってゆっくり過ごし、下校時間に合わせてぴぃをお迎えに行く。
先生のところにいく用事があったので、ぴぃに正門で待ってるか、先に帰るかを聞くと、友達と帰りたいから先に帰ると言ったので家の鍵を渡す。
誰もいない家に1人で帰るという選択ができたのも成長。
先生との用事が思ったより長引いてしまい、急いで家に帰ると鍵が閉まっていた。
引き返そうとすると、お友達のとの立ち話が長引いちゃったと言いながら、急いでぴぃが帰ってきた。
ぴぃ「これから4人お友達が来るよ!部屋の掃除しなきゃ!!」
久しぶりに騒がしい放課後。
今日は、信頼するDちゃんと最近なかなか遊べていないCちゃんの他に、ずっとアニメの話がしたかったというクラスのお友達も勇気を出して誘ったという。
大好きなアニメの話で盛り上がったり、ゲームをしたり、終始楽しそうに過ごしていた。
みんなが帰った後に、「今日、本当はアニメの話がしたくて学校に行ったんだ。」と言ったぴぃ。
思った以上の収穫があって嬉しそうなのはいいんだけど、学校での話はいっさいなかった。
ぴぃの中で、一生懸命にバランスを取ってるんだと思って、詮索する事なく心の底から応援するとします。
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